最終更新日:2007年10月16日

2007.10.16 / No.495
『どこかの畑の片すみで』
 在来作物は生きている文化財、複眼で見た地域の知的財産
 このほど山形在来作物研究会の編集による『どこかの畑の片すみで −在来作物はやまがたの文化財−』が発刊された。これは、同研究会のメンバーが2005年から地元紙の山形新聞に掲載してきた「やまがたの在来作物」をまとめたもの。初めに「在来作物のお話」と題して在来作物の多面性を解説している。新聞に掲載された記事のほか、“根ほり葉ほり探し”た130種近い山形の在来作物リストと分布地図などがまとめられている。
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2007.8.25 / No.488
『世界がキューバ医療を手本にするわけ』
 したたかな小国キューバは“医療大国”
 マイケル・ムーアの新作『シッコ SiCKO』が8月25日、一般公開された。“医療先進国”であるはずの米国で、その先進医療を受けられなかった911の消防士らはキューバに向かい、無料で治療を受ける。なぜキューバなのか。キューバは“後進国”ではなかったのか。この疑問を解き明かした『世界がキューバ医療を手本にするわけ』がこのほど出版された。なぜマイケル・ムーアはキューバを目指したのか。ひとつの回答がここにある。
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2007.5.20 / No.462
『生物と無生物のあいだ』
 「生命」に真正面から向き合い一石を投ずる
1953年、今では中学生でも知っているDNAの構造が二重ラセンであることが、若き研究者のワトソンとクリックによって“発見”される。著者は、このDNAがなぜ「生命」を規定しているかを説く。「生命」とは自らの複製を作り出す能力(自己複製)を持つシステムだとする。著者の若いころのニューヨークとボストンでの研究生活を重ね合わせ、行きつ戻りつ、このDNAの二重ラセン構造の発見の光と影をたどり、なぜそれが自己複製を可能にしているかを俯瞰し、整然とした秩序体系としてのDNAシステムをみせる。しかし、この本の本当の価値はこの後にある。
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2007.4.25 / No.446
『つくる、たべる、昔野菜』
 作って、食べて、タネ採りまで
著者の岩崎さんは、長年、雲仙のふもとで有機農業を続けてきた生産者。忙しい農作業の合間に、毎年、何十種類と在来種や固定種のタネを自家採種している。この新著では、こうした岩崎さんの自家採種の品種を中心に54種類(巻末の索引では134種類)の野菜を取り上げ、栽培の仕方と食べ方をわかりやすく解説している。
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2006.11.25 / No.372
『明日をください −アスベスト公害と患者・家族の記録』
 アスベスト禍は終わっていない
2005年年6月29日、突如、クボタが同社社員や関係会社社員が中皮種や肺がんで死亡していたと発表したことで、日本中が「アスベスト」や「中皮種」を知ることになった。しかし、アスベスト禍は突然に起きた出来事ではなかった。
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2006.11.11 / No.360
『ツキノワグマ』
 新世代のクマは、騒音も光も人も恐れない
長野県の伊那谷を中心に30年以上野生動物を追ってきた写真家の宮崎学さんは、「騒音も人も恐れない新生代のツキノワグマが、毎年誕生しながら、現代の自然界に着実に定着し、その数をふやしている」と、著書『ツキノワグマ』で、クマとの接し方に警鐘を鳴らしている。
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2006.10.24 / No.348
『ノンコンプライアンス・レコード』
 米国産牛肉を食べる前に読む 日本向け米国食肉処理施設におけるBSE違反記録
本書『ノンコンプライアンス・レコード』は、米国のパブリックシチズン(代表ラルフ・ネイダー)が情報公開法を使って公開させた食肉加工施設における違反記録(ノンコンプライアンス・レコード)のうち、副題にもあるように日本向けの施設に限定し、紙智子議員事務所が訳出、編集したものである。
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2006.8.27 / No.334
『藁塚放浪記』
 消え行く稲架と藁塚
秋、列車が東北へ入ると車窓からは、刈り取りの終わった田んぼに何本も並んでいる1本立ちの稲架(はざ、はさ)を見ることができる。85年から10年ほど、仕事の関係で秋田、青森、岩手へと通っていた。その都度、この1本立ちの稲架が気になっていた。
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2006.6.16 / No.274
『食育菜園』
 土から食まで、持続可能な生き方を学ぶ米国での実践
ファーストフードの国である米国は、一方では有機農業も盛んであり、需要も急増している“不思議な”国でもある。「食育」でも先駆的な取り組み、実践が行われてもいる。日本の「食育」のに多くのヒント、示唆を与える、米国での実践の記録がこの6月始めに、『食育菜園』として出版された。
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2005.12.30 / No.105
『いまに伝える農家のモノ・人の生活館』
 暮らしの手わざの伝承
60年代高度経済成長に伴い、かつての農的生活の基盤は一挙に崩壊した。農具のみならず、生活のあらゆる面で、それまで営々と引き継がれてきた手わざや生活用具から衣類にいたるまでが様変わりした。そして、そのほとんどが途切れてしまった。
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2005.12.29 / No.104
『食品の裏側』
 開発側が書いた 裏に隠された怖い話
食品添加物商社に就職した著者は、「日本一の添加物屋になってやる」という“志”を持つ。朝4時に起きてカマボコ屋で仕事をしたりして、現場をよく知る「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」とまで言われるようになる。
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2005.12.25 / No.99
『身近な野菜のなるほど観察記』
 細密イラストに、つい欲しくなる
稲垣栄洋著・三上修イラストの前著『身近な雑草のゆかいな生き方』に続くコンビの2作目である。キャベツ、タマネギ、ゴボウ、トマトなど44種類の野菜を取り上げ、それぞれの知られざる野菜としての生き方を論じている。
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2005.12.15 / No.87
『プリオン説はほんとうか?』
 ウイルスが原因? 直接の証明はまだない異常プリオン説
『もう牛を食べても大丈夫か』(文春新書)の著者の福岡伸一さんが、狂牛病の原因はほんとうにプリオンなのか、と疑問を呈した新著を発刊された。もし、原因が非常に微細で未知のウイルスであったら、という仮定に立ってプリオン原因説の妥当性を検証している。
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