有機農業ニュースクリップ 遺伝子組み換え関連情報 |遺伝子汚染



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■遺伝子汚染

2013-04-23

 農水省:3年分のGMナタネ自生調査結果を取りまとめ

 農水省は4月23日、2009年度から2011年度の遺伝子組み換えナタネ輸入港周辺の自生調査結果のまとめを公表した。これまで、年度ごとに公表していた調査結果をまとめたもの。

2013-03-27

 沖縄:根絶できぬ自生のGMパパイヤ

 農水省は3月26日、沖縄における未承認遺伝子組み換えパパイヤの自生実態調査結果を公表した。2011年4月にGM汚染された「台農5号」が沖縄で見つかり、11年12月までに約8千本を伐採していたが、2012年2月から9月にかけての調査でも自生が見つかった。[1]
 発表によれば、遺伝子組み換えパパイヤは、道端などで2個体(約3%)、農家の庭先などで57個体(約9%)が新たに見つかった。庭先などで見つかったもののうち、自生は16個体(約4%)だったとしている。2年前の発見直後の自生率は約20%だったが、2年たった今回の調査によっても、GMパパイヤは根絶できていない。調査は、遺伝子組換えパパイヤの疑いのある、「台農5号」と同じ葉柄の赤いパパイヤについても実施されているものの、他のパパイヤについては行われてない。
 この未承認GMパパイヤは、台湾で開発されていたパパイヤリングスポットウイルス耐性GMパパイヤの遺伝子配列に同じであることが判明している。「台農5号」は開発対象でなかったが、GMパパイヤで汚染された種子が輸入され、拡散していた。台湾でも市場のパパイヤから見つかっている。一度環境中に放出されたならば、根絶は難しい。


一株ごとにパラフィン紙で“隔離”され、野外栽培中の遺伝子組み換えイネ(2005年8月・北陸研究センター)
一株ごとにパラフィン紙で“隔離”され、野外栽培中の遺伝子組み換えイネ(2005年8月・北陸研究センター GMイネ裁判資料より)

 他の作物でも隔離圃場であっても、野外栽培によるGM汚染の危険性は残る。2005年、新潟県上越市の北陸研究センターの野外の隔離圃場での遺伝子組み換えディフェンシンイネの栽培では、近隣の農家などにより野外栽培禁止を求める仮処分裁判が起こされた。このGMイネの野外栽培では、隔離処置の不十分性が明らかになっている。原告よりイネ花粉の拡散と交雑の危険性を指摘された北陸研究センターは、最後には、開花直前のGMイネを一株づつパラフィン紙で包み込むことまで行っている。その上ビニールシートを被せ、GMイネの作付け部分全体を不織布で覆った。[2] 裁判所は、防鳥網で覆っただけでは隔離が不確実であることを認め、こうした隔離処置を行うことで野外栽培を認めた。しかし、この隔離処置でも不十分であることが原告より指摘されている。


2013-03-10

 国立環境研究所:依然として四日市港周辺に自生するGMナタネ

 国立環境研究所は2月19日、鹿島港〜成田市(国道51号線)と四日市港〜津市(国道23号線)での除草剤耐性遺伝子組み換えナタネ自生の継続調査の概要を更新した。
 鹿島港〜成田市(国道51号線):2012年、遺伝子組み換えナタネの検出数は、2011年に続いてゼロ。西洋ナタネの個体数も減少。
 四日市港〜津市(国道23号線):2012年、遺伝子組み換えナタネの検出数は、944個体中78%。ラウンドアップ耐性29%、バスタ耐性48%、両方に耐性1%。2010年度以降、割合に大きな変化ないとしている。
 四日市港周辺では、遺伝子組換え食品を考える中部の会による抜き取りが継続的に取り組まれている。2012年11月には12回目の抜き取りが行われた。

2012-09-12

 輸入港周辺に自生するGM作物

  農水省は9月12日、ナタネと大豆の輸入港周辺における2012年度の遺伝子組換え作物自生調査結果を公表した。ナタネ輸入港17港中8港でGMナタネのを検出。大豆輸入港では10港中1港でGM大豆を検出。

 遺伝子組み換えナタネは、17港中、苫小牧港、千葉港、横浜港、名古屋港、四日市港、神戸港、宇野港、博多港の周辺の108個体を検出。自生ナタネのGM比率が5割を超えたのは、苫小牧港、千葉港、四日市港、宇野港、博多港の5港。詳細(表2)

 自生遺伝子組み換えナタネからは、グリホサート、グルホシネート両方の耐性遺伝子を検出。GMナタネは在来ナタネと混生していたが、交雑体は検出されなかったとしている。四日市港では報告例がある。

 遺伝子組み換え大豆は10港中、博多港周辺でのみ検出。陸揚げ地点近く道路脇の土だまりに生育した9個体のうち4個体がGM大豆で、グリホサート耐性。GMナタネに比べ、まだ少ない。詳細(14頁)

 千葉港や四日市港では、市民団体が油脂会社などとともに、遺伝子組み換えナタネの抜き取り対策にあたっているが、根絶できていない。これら自生のGMナタネは、港から製油工場までのルート上に点在している。

 環境省による遺伝子組み換えナタネ調査は、鹿島、四日市、博多の3港で重点的に実施され、より詳しい調査結果が公開されている。|2011年度版

2012-07-12

 豪州:産業界対消費者のGM汚染裁判

 オーストラリア・西オーストラリア州の有機農家スティーヴ・マーシュ氏は2010年、隣の農場の遺伝子組み換えナタネによるGM汚染で有機認証を取り消され、隣のGM農家に損害賠償を求めて訴えている。この裁判では、被告のGM農家には、0.9%のGM汚染を認めるようにという産業界が全面的支援に乗り出す一方、原告のマーシュ氏には消費者や手弁当の弁護士が支援に乗り出している。

2012-06-09

 スイス:GMナタネの自生を確認

 グリーンピースは5月31日、遺伝子組み換え作物の栽培が禁止されているスイスのバーゼルの鉄道周辺で、モンサントの除草剤耐性GMナタネの自生を確認したと発表。日本の輸入港周辺の自生と同様のこぼれ落ち種子によるものとみている。
このGMナタネは、モンサント社の除草剤グリホサート(ラウンドアップ)耐性RT73であり、約20%の割合で検出されている。

 日本においてRT73は、食品安全性は2001年に、飼料安全性は2003年に承認されている。第1種使用規定による開放系での栽培については、2006年3月10日付けで承認されている。

2012-05-21

 GM小麦の試験栽培に実力行使

 英国・Rothamsted研究所のアブラムシ耐性 #遺伝子組み換え 小麦の野外試験栽培は、20日朝の実力行使により「重大な損害」を被った、と同研究所が発表。近隣の有機農家がGM汚染の可能性を指摘し栽培を止めるよう要求していた。