有機農業ニュースクリップ 遺伝子組み換え関連情報|食品



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■食品

2013-04-01

 食品安全委員会:雄性不稔GMトウモロコシの評価終了

 食品安全委員会は4月1日、遺伝子組み換え食品等専門調査会 から、モンサントの遺伝子組み換えトウモロコシと、味の素のGM微生物を利用して生産した添加物について評価書の報告を受けた。どちらも意見募集を終えていて、近く厚労省に通知され、各々、「安全」な遺伝子組み換え食品/添加物として承認されるものと思われる。

 今回、評価書[1] で安全とされたGMトウモロコシ(MON87427)は、モンサントの除草剤のグリホサート(ラウンドアップ)耐性で、かつグリホサートを散布された場合に限り花粉のできない雄性不稔形質を発現するトウモロコシである。このため掛け合わせ品種(スタック品種)の片親として利用されるものと思われる。日本では、この承認により、この品種の掛け合わせ品種は、ほぼ自動的に承認されることになる。

 先ごろ食品安全委員会の評価を終えた、シンジェンタによる5種類のGMトウモロコシの掛け合わせ品種57品種のように、複数の除草剤と害虫抵抗性を兼ね合わせたスタック品種の申請が盛んになっている。

 このGMトウモロコシMON87427は、世界的に申請がなされていて、カナダ、豪州、ニュージーランドでは2012年に承認されている。米国では2012年4月に審査が終わっている。EUには、2012年6月に申請がおこなわれている。

 評価書には、昨年夏の実施された意見募集に寄せられた意見と、それに対する食品安全委員会の見解が掲載されている。意見のほとんどが反対だが、見解は木で鼻をくくったものばかりで、まじめに対応する気のなさが透けて見える。

2013-03-18

 実質評価抜きで
    GMトウモロコシ35品種を「安全」と評価

 3月18日開催の食品安全委員会で遺伝子組み換え食品等専門調査会は、シンジェンタ申請の6系統の掛け合わせ遺伝子組み換えトウモロコシ35品種について、安全性の確認不要の判断を報告した。近く意見募集実施と思われる。
 このシンジェンタ申請の6系統の掛け合わせGMトウモロコシ35品種は、2月20日に厚労省より評価依頼がなされたが、6系統の親品種がいずれも「安全」と評価済みのため、実質的な評価が行われないまま「評価不要」とされた。  今回の35品種のほかの22品種はすでに、同様に安全性の確認不要と判断されている。評価以来から判断まで最短2週間で、実質的評価抜きで評価を終えている。

 
2013-03-18

 BASF:GMジャガイモの申請を取り下げ

 3月18日開催の食品安全委員会において、12年7月21日付けで食用・飼料用として評価依頼のあった遺伝子組み換えジャガイモ(AM04-1020系統)[1]が、申請者のBASFよりの取り下げにより評価が終了。[2]
 この遺伝子組み換えジャガイモについては、すでにBASFのサイトからも関連情報が削除されている。取り下げ理由は不明。
 このGMジャガイモと同系統の低アミロースGMジャガイモについて、11年9月に仏食品環境労働衛生安全庁が意見書[3]を公表し、硝酸塩含有率の高さや、毒性試験に使用した動物数が少ないことなどの問題を指摘している。

2013-02-26

 急ピッチで承認する厚労省 新たに5品種

 厚労省は2月26日、5品種の遺伝子組み換えトウモロコシを食品として承認した。今回はシンジェンタの害虫抵抗性Bt1品種と、ダウ・ケミカルの複合除草剤耐性とBtの掛け合わせ品種4品種 [1]
 今回承認されたダウ・ケミカルの遺伝子組み換えトウモロコシ4品種はいずれも、除草剤2,4D耐性の40278系統を親品種とするもの。40278系統が親品種の掛け合わせ品種は19品種を数える。
 今回の承認により食品として安全とされる遺伝子組み換えトウモロコシは145品種となる。2012年に承認のGMトウモロコシ20品種。今年はすでに26品種と異常なほどの急ピッチで承認。シンジェンタの申請件数が目立つ。

2013-02-25

 厚労省 GMトウモロコシの影響評価を依頼

 厚労省は25日、シンジェンタの複合除草剤+Bt遺伝子組み換えトウモロコシ1品種の食品健康影響評価依頼を行った。食品安全委員会で審査中のGM作物は8品種(トウモロコシ3、ダイズ2、ワタ1、ナタネ1、ジャガイモ1)となる[1]

2013-01-31

 厚労省 一挙にGMトウモロコシ21品種を承認

 厚労省はこの1月末、21品種の遺伝子組み換えトウモロコシを食品として承認した。これにより食品として安全として承認された遺伝子組換え作物は、合計212品種におよぶ。今回はいずれも掛け合わせ品種で、1月28日にデュポンの6品種。31日にダウ・ケミカルの15品種が承認された [1]
 今回承認のダウ・ケミカルの遺伝子組み換えトウモロコシ15品種は、ベトナム戦争で枯葉剤として使われた除草剤2,4D耐性のDAS40278を親品種とする掛け合わせ品種である。1月7日、食品安全委員会は「改めて安全性の確認を必要とするものではない」と、実質的な審査を行っていない [2]
 食品安全委員会は、掛け合わせの遺伝子組み換え品種の場合、親品種の審査が完了していれば、実質的な審査は無しでベルトコンベアのように審査を終了させている。ダウの場合、11月7日に厚労省から食品健康影響評価依頼を受け、12月にて専門調査会で1回触れただけである。

2012-09-28

 厚労省 モンサントの除草剤耐性ダイズを承認

 厚労省は9月28日、モンサントの高オレイン酸・除草剤グリホサート耐性遺伝子組み換えダイズMON87705系統について、9月25日付けで食品として承認した。食品として承認されたGM作物は190品種。審査中は8品種

2012-07-21

 厚労省 再評価のGMダイズを承認

 厚労省は7月19日付けで、デュポンの除草剤耐性遺伝子組み換えダイズ(DP-356043-5)の食品安全性を承認。このGMダイズは再評価によるもので、2009年4月30日付けで安全審査を終了していたが、デュポン社のラットの急性経口毒性試験で死亡例等が認められたことによる再評価となった。厚労省は投与量が多く問題なしとのコメントした。

 この除草剤耐性遺伝子組み換えダイズ(DP-356043-5)の再評価の急性試験は、OECD基準の2.5倍を投与した場合であり問題なしと、食品安全委員会も2012年6月28日に判断。90日までの試験のみ。EUは12年2月に承認。

2012-07-21

 厚労省 害虫抵抗性GMワタ2品種を承認

 厚労省は7月19日付けで、シンジェンタの害虫抵抗性遺伝子組み換えワタ2品種(COT67B系統、COT102系統)の食品安全性を承認した。同日承認されたGMダイズを含めて、安全と承認されたGM作物は合計189品種となる。

2012-07-10

 厚労省・GMワタGHB119系統を承認

 厚労省は7月10日、独・バイエル社の除草剤耐性・害虫抵抗性の遺伝子組み換えワタGHB119系統について食品として承認した。これにより食品として承認されたGM作物は187品種となる。

 食品安全委員会はこの6月に、このGMワタGHB119系統について「ヒトの健康を損なうおそれはない」とする評価を決定し厚労省へ通知している。しかし、フランス食品環境労働衛生安全庁は今年2月、栄養性評価試験がずさんで、このGMワタGHB119やその副産物の摂取に関する安全性に関して判断することができない、と結論している。

 7月10日現在、食品として承認されている遺伝子組み換え作物は、ジャガイモ8、大豆10、てんさい3、とうもろこし119、なたね18、わた25、アルファルファ3、パパイヤ1品種の合計187品種である。

2012-06-23

 害虫抵抗性GMワタ2種類は「安全」と評価

ワタ

 食品安全委員会は6月21日、シンジェンタの2種類の害虫抵抗性遺伝子組み換えワタについて、食品安全性評価の手続きを終え、どちらも「ヒトの健康を損なうおそれはないと判断」した。これら2種類の害虫抵抗性GMワタは、抗生物質耐性遺伝子が含まれている。

2012-06-23

 モンサント社高オレイン酸GMダイズは「安全」と評価

ダイズ

 食品安全委員会遺伝子組換え食品等専門調査会は6月21日、モンサント社の低飽和脂肪酸・高オレイン酸及び除草剤耐性の遺伝子組み換えダイズ・MON87705系統について、「ヒトの健康を損なうおそれはない」とする評価案をまとめ意見募集を始めた。

2012-06-19

 止まらない未承認GM米検出

 2011年1月から12年5月までの間、厚労省が公表した輸入食品の未承認遺伝子組み換え成分検出事例は7件。ベトナム産4件、中国産2件、カナダ産1件。ベトナム産、中国産のビーフン、ライスヌードル、米粉からコメの害虫抵抗性のGM成分を検出。カナダ産の穀類ミックス品からは除草剤耐性亜麻が検出されている。

 2011.07 うるち米粉    中国   コメ Bt
 2011.10 ライスヌードル  ベトナム コメ CpTI
 2011.11 ビーフン     ベトナム コメ CpTI
 2011.12 穀類調整品    カナダ  亜麻 FP967
      ビーフン     中国   コメ 63Bt、NNBt
 2012.01 ビーフン     ベトナム コメ CpTI
 2012.05 ライスヌードル  ベトナム コメ CpTI

 コメ製品から検出された害虫抵抗性遺伝子組み換え成分は、Bt63、NNBt、CpIIの3種類。中国もベトナムも公式にはGMのコメは承認していないが、中国の研究機関から“流出”と見られるものが、広範囲に汚染を広げている可能性があり、欧米や日本は輸入検査を強化している。

 2011年10月にベトナム産ライスヌードルから害虫抵抗性GM成分CpTIが検出された際には、ベトナム産のコメとコメ加工品への輸入時の検査強化の通達(2011年11月7日付け)が出されている。

 欧州でも、中国産のコメ製品の未承認 #遺伝子組み換え 混入事例は相次いでいる。EUでも2011年11月14日、規制強化を発表している。

 2012年1月から3月にかけて、欧州各国で合計6件のBt米が検出されている。日本での検出事例はないものの、インドやパキスタン産からもGM米が検出されている。

 昨年12月に見つかったカナダ産のGM亜麻は、コストコ(米国系会員制スーパー)の輸入した6種類の穀類のミックス製品(GLANOLA MIX KIT)への混入が見つかり、焼却命令を受けている。

 カナダ産のGM亜麻は1996年、飼料用として承認されたものの商業栽培はされなかった。しかし、屋外試験栽培により汚染が拡がったと見られている。2009年にドイツで発見され、EU諸国はカナダ産亜麻を輸入禁止としたため、カナダは大きな損害を受けた。

2012-06-08

 未承認遺伝子GM添加物で回答

 遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは6月6日、2011年12月以来の未承認遺伝子組み換え添加物が流通していた問題についての公開質問状に対する厚労省からの回答を公開した。6項目の公開質問状は1月30日、日本消費者連盟、食の安全・監視市民委員会、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの3団体連名で提出されていた。

2012-06-07

 GM添加物:安全性審査で意見募集

 食品安全委員会は6月7日、味の素申請の遺伝子組み換え微生物によるL−グルタミン酸ナトリウムの安全性評価は不要とする見解をまとめ、意見募集を始めた。今回の安全性審査不要の見解は、このGM微生物によるL−グルタミン酸ナトリウムが「高度性製品」に当たるとして出されたもの。

2012-05-30

 2,4−D耐性コーンの食品安全性を承認

トウモロコシ

 厚労省は5月30日、ダウ・アグロ・サイエンスの除草剤2,4−D耐性遺伝子組み換えトウモロコシ40278系統について、食品として安全であるとして承認した。これにより承認されたGM作物は合計186品種となる。このGMトウモロコシ40278系統は、枯葉剤の主成分2,4−Dに耐性を持ち、米国ではGM容認派も含めて36万通余りの栽培規制緩和への反対意見の前に、いまだ承認されていない。
 現在、安全性審査中のGM作物は、トウモロコシ3品種、ダイズ、ワタ各4品種の計11品種。
 ※2012年6月1日現在、この40278系統のカルタヘナ法による承認(食用又は飼料用に供するための使用、栽培、加工、保管、運搬及び廃棄並びにこれらに付随する行為 )はなされていない。

2012-05-17

 Btワタは安全 意見募集

ワタ

 食品安全委員会は5月17日、シンジェンタジャパン申請の2品種の遺伝子組み換えの害虫抵抗性Btワタ(COT67B系統、COT102系統)について「ヒトの健康を損なうおそれはないと判断」とする評価書をまとめ、意見募集(パブコメ)を始めた。6月15日締切。このBtワタは。どちらも選択マーカー用の抗生物質耐性遺伝子を含んでいる。

2012-05-10

 飼料用2,4−D耐性コーンの安全性を認める

トウモロコシ

 2,4−D耐性コーンの安全性を認める:食品安全委員会 食品安全員会は5月10日、ダウ社の2,4−D除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシ(DAS-40278・飼料)について、「当該飼料を摂取した家畜に由来する畜産物について安全上の問題はないと判断」とする評価書を正式に農水省に通知した。

2012-05-10

 GMフェニルアラニンの安全性評価を諮問

 厚労省は5月10日、食品安全委員会に「PHE1213株を利用して生産されたL-フェニルアラニン」(米国・NutraSweet Company社開発/協和発酵バイオ申請)のに食品健康影響評価を依頼した。このL-フェニルアラニンは、大腸菌由来の遺伝子組み換え微生物を利用して生産される。PHE1213株は、抗生物質耐性マーカー遺伝子を組み込まれていない。申請者は、この製品が高度の精製され、有害性が示唆される新たな非有効成分を含んでいないので高度精製品の適用を受ける製品としている。

2012-05-07

 複合GMコーン6品種を承認

トウモロコシ

 厚労省は5月7日、シンジェンタ・ジャパン申請の遺伝子組み換えトウモロコシ6品種を安全性審査の手続きを終え正式にリストに登載した。いずれも、除草剤耐性+Btのスイートコーン種。食品として「安全」とされるGM作物は合計185品種。

2012-04-26

 複合GMワタ 承認へ意見募集

ワタ

 食品安全委員会は4月26日、バイエル社の除草剤耐性と害虫抵抗性の遺伝子組み換えワタ(GHB119系統)について、食品として安全とする評価書への意見募集を始めた。

 このGMワタ(GHB119系統)については、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)が2012年2月4日付けで公開した意見書で、提出データ不備で評価不能と判断している。このGMワタ(GHB119系統)は掛け合わせ品種の親となる品種で、もう一方の親品種T304-40についてもフランス食品環境労働衛生安全庁は、提出データ不備で評価不能と判断している。(食品安全委員会・食品安全関係情報)

2012-04-12

 雄性不稔・除草剤耐性GMコーンの安全性審査を諮問

トウモロコシ

 厚労省は4月12日、食品安全委員会に、モンサント社の除草剤グリホサート(ラウンドアップ)に耐性を待ち、かつグリホサートを散布されると花粉ができにくくなり雄性不稔が誘発される遺伝子組み換えトウモロコシMON87427の食品健康影響評価を諮問した。すでに、米国、カナダ、豪州で食品としての審査申請がなされている。

2012-04-12

 GMグルタミン酸 安全性評価を諮問

 厚労省は4月12日、食品安全委員会に「GLU-No.5株を利用して生産されたL-グルタミン酸ナトリウム」(味の素開発/申請)の食品健康影響評価を諮問した。これは、L-グルタミン酸ナトリウム生産菌を利用して生産されたもの。申請の味の素は、この製品が高度の精製され、有害性が示唆される新たな非有効成分を含んでいないので高度精製品の適用を受ける製品としている。