有機農業ニュースクリップ 遺伝子組み換え関連情報|農薬



 ※2014年11月分から /2013年4月まで 遺伝子組み換え関連情報(旧)





■農薬

2015-05-28

 カナダ GM作物栽培とリンクして除草剤使用量が増加

 カナダ・バイオテクノロジー行動ネットワーク(CBAN)は5月22日、カナダのGM作物栽培と除草剤使用の現状に関するレポートを公表した。この20年間に、カナダにおけるGM栽培面積の増加に同期して除草剤販売額は倍以上に増加したとしている。

 モンサントのラウンドアップのようなグリホセート・ベースの除草剤は、05〜11年で3倍に増加している。この増加は、グリホセート耐性遺伝子組み換えコーン・ナタネ・ダイズ・テンサイの栽培に関係している。カナダでは、グリホセート、2,4−D、グルホシネート(バスタ)が販売量の多い除草剤トップ3だ。

 カナダで栽培されるGM作物は、ナタネ(800万ha)の95%、コーン(100万ha)の80%、ダイズ(200万ha)の60%、テンサイは100%。コーンのうち少量のGMスイートコーンが栽培されている。カナダ出栽培されているGM作物の85%が除草剤耐性品種である。

 こうしたグリホセート(ラウンドアップ主成分)耐性GM作物栽培に伴い、カナダでも5種類の除草剤に耐性のあるスーパー雑草が確認されている。そのため、別の除草剤の2,4−D耐性、ジカンバ耐性GM作物が栽培されようとしている。これらの除草剤は混合して散布される。

 GM作物栽培は、GM汚染を引き起こし、有機ナタネ栽培を妨げ、ナタネと亜麻の多様性をそこなった可能性がある。北米のオオカバマダラは90%減少、Bt耐性昆虫、スーパー雑草の出現などの環境影響は、GM作物栽培が始まった20年前に予想されていた。