有機農業ニュースクリップ 遺伝子組み換え関連情報|生物多様性



 ※2014年11月分から /2013年4月まで 遺伝子組み換え関連情報(旧)





■生物多様性

2015-06-18

 トウモロコシ輸入港周辺でこぼれ落ちを確認 農水省調査は限定的

 農水省は6月18日、トウモロコシ輸入港7港の周辺における、昨年度のトウモロコシ種子の落ちこぼれ自生調査結果を公表した。調査した7港全部の計98地点、周辺では74地点でこぼれ落ちを確認したが、自生個体はなかったしている。

 この調査は、輸入量の約8割1100万トンに達する遺伝子組み換えトウモロコシ種子が荷揚げ周辺や飼料工場までのルート上でこぼれ落ちて自生しているかを確認するもので、釧路、鹿島、名古屋、水島、八代、志布志、谷山の7港で、昨年8月から10月にかけて実施した。

 こぼれ落ちの原因は、飼料工場への輸送トラックの一部に開放部があることだとしている。遺伝子組み換えナタネの自生問題では、市民グループが、油脂工場までの輸送中にトラックからこぼれ落ちないよう指摘し、対策が取られている。

 この調査では、内陸部の調査範囲は港からおおむね5キロまでの範囲にとどまっている。全ての飼料工場への輸送ルートが調査されたかは不明。また、見つかったトウモロコシ種子が遺伝子組み換え品種であるか否かの分析はなされていないのか、明記されていない。

 一昨年度の調査では、こぼれ落ち種子によるトウモロコシの自生個体が八代港で見つかっている。

 農業生物資源研究所は、輸入先のGMトウモロコシの栽培比率と輸入量から、2014年に輸入されたトウモロコシ約1400万トンの82%、1100万トンが遺伝子組み換えトウモロコシと推定している

 韓国では2013年、畜産農家の周辺9ヶ所で、こぼれ落ち種子による遺伝子組み換えトウモロコシの自生が確認されたと、ハンギョレが伝えている。