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■全般

2015-01-08

 モンサント第1四半期 除草剤の売上げが大幅減

 モンサントは1月7日、第1四半期の決算を公表した。売上高は除草剤関連部門が前年同期比−15%の12億5千万ドルと大幅に減少した。一方、種子部門は前年同期比−3%の16億2千万ドルにとどまった。

しかし、種子部門の3分の2を占めるGMトウモロコシが、南米地域での減少に伴い前年同期比−12%と大幅に減少し、オーストラリアでのGMコットン種子も大幅に減少した。この穴をGMダイズの売上げがカバーし、合計では−9%となった。

 南米でのトウモロコシ種子の減少がGMトウモロコシからの“撤退”であるかは分からないものの、中国の米国産GMトウモロコシ輸入規制が影響している可能性は否定できないだろう。ブルームバーグによれば、ダイズ種子の売り上げ増は南米地域だとしている。であれば、作目の移動であり、南米でのGM作物栽培が大きく減少したわけではなさそうだ。

 第1四半期売上げ    (百万ドル)
2015 2014
売上げ
 トウモロコシ種子 $928 $1,054
 ダイズ種子 396 267
 ワタ種子 83 137
 野菜種子 155 157
 その他種子 59 61
 小 計 $1,621 $1,676
 農業製品部門 $1,249 $1,467
 合 計 $2,870 $3,143