最終更新日:2007年1月3日
2007年
 08年 09年 10年 11年 12年
 13年 14年> 15年 16年 17年

2007年1月
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
2007.01.31 No.416
2007.01.30 No.415
2007.01.29 No.414
2007.01.27 No.413
2007.01.26 No.412
2007.01.25 No.411
2007.01.24 No.410
2007.01.22 No.409
2007.01.19 No.408
2007.01.18 No.407
2007.01.17 No.406
2007.01.15 No.405
2007.01.12 No.404
2007.01.10 No.403
2007.01.05 No.402
2007.01.04 No.401
2007.01.03 No.400
2007.01.01 No.399
2007年1月

2007.01.03 No.400
■プリオン・フリー牛は「GM牛」

 12月31日に発表されたプリオン・フリー牛ついて日本の報道は、BSEや「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病への手がかり」に焦点を当てている。1月2日のArgusLeader.comによれば、この牛を開発したHematech社のRobl社長は、このプリオン・フリー技術をBSEフリーの肉牛開発に使う予定はない、と断言している。同社は年間20億円以上の開発費を投入してきたという。そして、この牛をヒト抗体の生産に用いるとしている。

 キリンの関連会社の一つであるHematech社は2004年、プリオン遺伝子のない胚を作ることに成功したと発表していた。その延長に今回のプリオン・フリー牛がある。この牛は、免疫とプリオン遺伝子を“破壊”した核を未受精卵に移植することで誕生した。こうした点から、米国の報道では、「遺伝子組み換え」の牛という点が強調されているかのように見える。

 その一方で、バイテク業界には、この技術をBSEフリー牛へ活用しようという期待感もある。折りしも12月28日に米国食品医薬品局(FDA)は、クローン動物は従来の家畜と同等であり安全である、という暫定報告書案を公表し、その実用化へ踏み出している。

 ・ArgusLeader, 2007-1-2

 今回のプリオン・フリー牛は、「食」を考える上で問題となる3つのキーワードに重なる技術ということになる。それは、いずれもが「食の工業化」を共通としている「BSE」と「クローン」と「遺伝子組み換え」の3つである。