最終更新日:2007年1月10日
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2007年1月

2007.01.10 No.403
■カビ毒を解毒するGMトウモロコシを開発 理研

 理化学研究所は1月10日、世界初となるカビ毒を解毒する遺伝子を組み込んだトウモロコシを開発したと発表した。この発表によれば、トウモロコシなどにつくアカカビ(フザリウム グラミネアルム)がつくるカビ毒(ゼアラレノン)は、環境ホルモンとして働き、家畜の死産や流産を引き起こしているが、このアカカビと拮抗する別種のカビの持つゼアラレノンを分解する酵素遺伝子をトウモロコシに組み込み固定化したという。自然の500倍のゼアラレノンで汚染させたところ、種子の胚、胚乳、表皮いずれの部分でも飛躍的にカビ毒が低減化された。収穫後のトウモロコシ種子にアカカビを接種したところ、従来のトウモロコシではカビ毒が検出されるのに対し、今回開発の組み換えトウモロコシからは全く毒素が検出されなかったとしている。今後は、この組み換えトウモロコシを圃場で栽培し、ブタに給餌しての試験を行うとしている。

 ・(独)理化学研究所, 2007-1-10

 このゼアラレノンに対してはブタが一番感受性が高く、ゼアラレノンに汚染されたとうもろこし飼料により、ブタの生殖毒性による中毒事例が報告されているという。農水省が公表している「食品安全に関するリスクプロファイルシート」によれば、日本では食品への規制値はなく、飼料にのみ1ppmの規制値が設定されている。EUでは、食品に対して50ug/Kg〜200ug/Kg(0.05ppm〜0.2ppm)の規制値が設定されている。日本国内での検出例では、小麦、オオムギ、小豆などから試料Kgあたり数十ugから4500ugが検出されている。飼料用マイロ(コウリャン)からは3500ug/Kgの検出例がある。このゼアラレノンは安定で、150度で45分加熱しても分解しない。

 ・農水省 いろいろなかび毒