最終更新日:2007年1月25日
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2007.01.25 No.411
■米を原料にバイオエタノール工場建設へ 全農

 1月25日の日本農業新聞によれば、全農は米を原料とする1千キロリットル規模のバイオエタノール製造プラントの建設をはじめるという。このプラントは、2008年秋完成を目指し新潟県に建設する。原料の稲は、JAにいがた南蒲が今年から50ヘクタールで作付けするとしている。製造プラントは、稲を丸ごと活用し、発酵かすは配合飼料の原料に、灰はケイ酸質資材に使い、エネルギーの地域循環を目指すという。

 ・日本農業新聞, 2007-1-25

 この全農のバイオエタノールプラントについては、2006年5月17日に開催された「第3回エコ燃料利用推進会議」で配布された参考資料に、全農による検討結果が掲載されている(P.4)。これによれば、原料にキロ当たり20円の超多収品種の玄米を使った場合のコスト計算まで行っている。1万5千トンの原料玄米から6700トンのエタノールを生産し、出荷価格は1リットル当たり119円と想定している。このエタノールをによるE3ガソリン(ガソリンに3%混入)でも121円と試算し、十分に市場性があると判断している。

 この会議に提出された参考資料には、減反田約12万ヘクタールを使ったエタノール生産の試算が掲載されている(P.42)。この試算では、年間30万キロリットル、原油換算17万5千キロリットルが可能だとしている。

 ・第3回エコ燃料利用推進会議, 2006-5-17