最終更新日:2007年1月26日
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2007.01.26 No.413
■輸入中国産ビーフンなどにGM汚染

 1月26日の時事通信などによれば、厚労省は1月26日、中国産のビーフンともち米粉から未承認の遺伝子組み換え米の混入が確認されたと発表した。これは、昨年10月から12月にかけて中国から輸入されたビーフン23トン(神戸港)と、もち米粉54トン(四日市港)から害虫抵抗性の組み換え遺伝子が検出されたというもの。ビーフンの輸入量は、読売新聞では2.3トンである。厚労省の報道発表本文は見当たらない。

 ・時事通信, 2007-1-26  ・朝日新聞, 2007-1-26  ・読売新聞, 2007-1-27 

 グリーンピースなどは昨年9月、フランス、ドイツ、イギリスで中国産ビーフンのGM米汚染を発表している。

 ・グリーンピース・ジャパン プレスリリース, 2006-9-5

 これに対して中国政府は、「中国では遺伝子組み換え米は認められていない」という無責任な声明でだんまりを決め込んでいた。2005年には、中国湖北省武漢市にある大学の研究施設からの遺伝子組み換え米の流出が明らかになっていた。また、2006年4月には、香港で販売されていたベビーフードからGM米が検出され、グリーンピース中国の担当者は「違法なGM米汚染が、予想以上に大規模かもしれないことを示している。氷山の一角かもしれない」とコメントしていた。

 今回の“検出”は、昨年9月にヨーロッパで中国産ビーフンのGM汚染が報じられた際にささやかれていた「日本にも入っている」という“予想”通りの結果である。今回のGM汚染は「やはり出たか」に尽きるだろう。