最終更新日:2007年1月29日
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2007.01.29 No.414
中国産米加工品GM汚染 やっとの厚労省

 時事通信などは1月26日、厚労省の発表として中国産ビーフンなどから害虫抵抗性の遺伝子組み換え汚染を報じていた。厚労省は通常行う報道発表を厚労省のサイトに掲載していなかった(掲載直後に消去したと思われる形跡があった)。厚労省は29日、訂正版を公表した。これによると、昨年9月にグリーンピースの発表の後、9月26日から中国産米加工品のGM検査を行っていたとしている。今回の発表では、ビーフン約23トン、もち米粉約54トンから害虫抵抗性遺伝子(Cry1Ac)を検出したとしている。問題の製品は積み戻しか廃棄される。

品 名 輸入業者 重 量 製造者
ビーフン 森井食品 23,363Kg SHANDONG JINCHENG CO.,LTD
もち米の粉 三瀧商亊 53,901kg JIANGSU BABY(GROUP) CO.

 厚労省によれば、上記の2つの製造業者の製品については輸入業者が、それ以外の中国産米加工品については検疫所が検査を行うとしている。同時に、すでに輸入された中国産米加工品については、汚染の有無を都道府県検査するとしている。

 ・厚労省, 2007-1-26/29(訂正)

 今回検出された害虫抵抗性遺伝子(Cry1Ac)は、害虫抵抗性遺伝子組み換えトウモロコシなどに組み込まれているものと同じもである。米国では、この遺伝子(Cry1Ac)を組み込んだGMトウモロコシは、生物農薬として登録されている。