最終更新日:2007年2月7日
2007年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 14年 15年 16年
 17年 18年 19年

2007年2月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728
2007.02.28 No.435
2007.02.26 No.434
2007.02.25 No.433
2007.02.23 No.432
2007.02.22 No.431
2007.02.21 No.430
2007.02.20 No.429
2007.02.17 No.428
2007.02.16 No.427
2007.02.15 No.426
2007.02.11 No.425
2007.02.08 No.424
2007.02.07 No.422
2007.02.06 No.421
2007.02.05 No.420
2007.02.04 No.419
2007.02.02 No.417
2007.01.31 No.416
2007.01.30 No.415
2007.01.29 No.414
2007.01.27 No.413
2007.01.26 No.412
2007.01.25 No.411
2007.01.24 No.410
2007.01.22 No.409
2007.01.19 No.408
2007.01.18 No.407
2007.01.17 No.406
2007.01.15 No.405
2007.01.12 No.404
2007.01.10 No.403
2007.01.05 No.402
2007.01.04 No.401
2007.01.03 No.400
2007.01.01 No.399
2007年2月

2007.02.07 No.422
■有機農業推進法:基本方針の審議始まる 前途多難か

 2006年12月に成立した有機農業推進法の基本方針を審議する農水省の「食料・農業・農村政策審議会第4回生産分科会」が1月29日開かれた。先ごろ公開された議事概要によれば、早速、「準有機」とか「有機農業は環境保全型農業にはなじまない」「有機農業は環境保全支援の対象にはならない」といった「推進」とは裏腹な後ろ向きな発言が飛び出している。

 ・農林水産省, 2007-2-5

 今回、この審議会に諮問された「基本方針」は、推進法第6条に規定されたもので、この基本方針に沿って国や地方自治体の推進計画が立てられることになる。ところが、この重要な審議会の委員には、有機農業者としては金子美登氏ただ一人しかいない。他の農業関係者といえば、全農理事、窒素肥料や農薬の専門家といった顔ぶれであり、有機農業の現場を知る人がほとんど皆無に近いといえるだろう。そのためか、早々と「有機農業の現場を視察」がスケジュールに加えられた。議事概要に委員の主な発言が列挙されている。すでに農水省でアウトラインが出来上がっているであろうが、この審議会の今後の展開が有機農業推進法の展開に重要となってくることは間違いない。今後のスケジュールは不明。

●食料・農業・農村政策審議会第4回生産分科会委員名簿
(委員)
 伊藤淳子 (株)エイガアル代表取締役社長
○上原征彦  明治大学大学院教授
 大木美智子 消費科学連合会会長
◎生源寺眞一 東京大学大学院科教授
 平野啓子  語り部・テレビキャスター
 三野徹   京都大学大学院農学研究科教授
(臨時委員)
  石井洋子  島根県農畜産振興課有機農業グループリーダー
  伊藤潤子  日本生活協同組合連合会理事
 小川吉雄  茨城県農業総合センター園芸研究所長
 金子美登  有機農業者
 冨士重夫  全国農業協同組合中央会常務理事
 牧野孝宏  静岡県病害虫防除所長
 横川竟   日本フードサービス協会理事