最終更新日:2007年3月9日
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2007.03.09 No.436
■米国で新たなGM米汚染 BASFの非GM米で見つかる

 米国農務省動植物衛生検査部(APHIS:Animal and Plant Health Inspection Service)は3月5日、BASF社の開発した非GM米にGM汚染の痕跡を発見したとする緊急行動通知を出したと声明を発表した。この声明によれば、BASFの非GM米のClearfield CL131という長粒米にバイエル社のGM米(LLRice)による汚染の痕跡が発見され、APHISは、この長粒米の種子の流通と作付を行わないように緊急措置をとったという。この汚染の詳細は特定されていないとしている。

 ・Animal and Plant Health Inspection Service, 2007-3-5

 BASF社の3月5日の声明によれば、同社の種子へのバイエル社のGM品種LL62の汚染を検査中、2005年産のCL131の種子にバイエル社のGM米による汚染の存在が検出されたという。しかし検出されたGM米の痕跡は、LL62とLL601ではなかったとしている。この結果は3月1日、同社からAPHISに通知されたという。汚染元の品種が特定されないのは、バイエル社の情報開示の不備が原因のようである。BASF社は、バイエル社と協力し、汚染品種の特定にあたっているとしている。

 ・BASF, 2007-3-5

 2006年8月、バイエル社の未承認GM米LLRice601による汚染が発覚している。このGM汚染は、1998年から2001年に同社の試験圃場で栽培試験が行われたLLRice601により一般種が汚染され流通していたという。しかし、この汚染がどのように起きたのかなど、まだ、その詳細は明らかにされていない。

 関連記事 No.326
 ・試験栽培のGM米で汚染 米国で明るみに