最終更新日:2007年5月2日
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2007年5月

2007.05.02 No.448
■「温暖化防止に貢献」と報じられたイネは遺伝子組み換えイネ

 産経新聞は4月23日、東大大学院の西澤直子教授らのグループがアルカリ土壌でも生育可能なイネを開発したと報じている。この記事では、アルカリ土壌に含まれる不溶性の三価鉄を水溶性の二価鉄に効率よく還元する遺伝子を食用酵母から作り「イネに導入」したという。導入しないものと比べ7.9倍の収量増だったとしている。これにより、地球上の土壌の約3分の1を占めるとされる「不良土壌でイネなどが栽培できれば、途上国の食糧不足解消や緑化による地球温暖化防止にもつながることも期待される」としている。

 ・産経新聞, 2007-4-23

 この研究は4月20日、米国科学アカデミーの電子版に掲載された。これによれば、突然変異のイーストから作成した還元酵素遺伝子を、プロモーターとともにアグロバクテリウム法により導入したと明記してある。先の産経新聞の記事では、なぜかぼかされていた遺伝子組み換えイネであることを明らかにしている。また、共同研究者として日本原子力研究所高崎研究所の研究者が名を連ねており、放射線照射により酵母に当然変異を起こさせたようである。

 ・National Academy of Sciences, 2007-4-20

 この西澤教授らによる鉄欠乏耐性遺伝子組み換えイネは、東北大学の隔離圃場で昨年度まで試験栽培されていたものと同じ系列のもののようである。東北大学の試験栽培は、今年度から試験栽培の申請はなく、開発を中止したかに見える。また、その結果は公表されていないようで、技術的に成功したのか失敗したのかも不明である。公費による開発である以上、その成果は、失敗も含めて明らかにすべきだろう。

 ・BCH, 第一種使用規程承認申請書