最終更新日:2007年5月12日
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2007.05.12 No.456
■農民を自殺に追い込む遺伝子組み換え綿 脱却へ大豆栽培へ転換

 5月11日のReutersは、多くの農民の自殺原因となっている遺伝子組み換えBtコットンから大豆への転換を進めるインド西部マハラシュトラ州の動きを報じている。2006年、マハラシュトラ州では1400人余りの農民が自殺していて、そのほとんどが綿栽培農家だという。Btコットンは低い収量に加え、栽培には高価な種代や農薬、肥料代でヘクタールあたり約17000ルピーのコストがかかる。農民の多くは、高利貸しや銀行から高金利で借金することを強いられる。しかし、天候不順などで失敗した場合、負債に耐えかねて自殺に追い込まれるという。

 こうした状況に州政府は、低コストの大豆への転換を図っている。「これまで綿を栽培してきた多くの農民にとって、大豆は新しい作物であるが、栽培方法を教え、種を配布し、補助金を出している。多くの村で種子バンクを作られた」とBalasaheb Thorat同州農業大臣は語っている。大豆のコストはヘクタールあたり3500ルピーと綿に比べ少ないうえに収量が増加しており、農民はヘクタールあたり2万ルピー以上で売ることができたという。

  ・Reuters, 2007-5-11

 インドのBtコットン農家の悲惨な状況はインドのStatesmanも、娘とともに服毒自殺に追い込まれた農民 Akrura Sahuさんの例を報じている。

 ・Statesman, 2007-5-11

 資本力の無い農民にとって、毎年高価な種子を買い、多量の農薬と肥料を費やす遺伝子組み換え作物が、全く理に合わないものであることを示しているといえるだろう。儲かるのは、種子企業であり、銀行や高利貸しだけだ。農薬や肥料の多用も環境にとってよいことは何も無い。2006年2月、インド中部の村で、綿を採った後のBt綿の茎や葉を食べた羊の大量死が報告されている。