最終更新日:2007年6月9日
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2007年6月

 2007年の世界的な穀類生産は、前年比6%増の21億2500万トンと予測されるが、バイオ燃料需要の高まりにより、価格は高止まりが予想されている、としている。

 ・FAO(FOOD AND AGRICULTURE ORGANIZATION), 2007-6-7
  Food Outlook Global Market Analysis(報告書全文)

 このFAOの報告書は、バイオ燃料へのシフトによる食料争奪戦がより鮮明になってきたということを示している。米国やブラジルなどに象徴的に見られるように、本来の食料を燃料に転化しようとする結果、より貧しい途上国にしわ寄せが行くということだ。バイオ燃料を実用化するとすれば、効率が低いといえど、非可食部のエタノール化が不可欠である。

 6月1日のIPS(Inter Press Service)は、キューバがバイオエタノール生産のためにサトウキビを使うことを排除したと報じている。キューバの砂糖工業当局は1年前、燃料用エタノール生産増強に大規模なアルコール産業の拡大計画を立てていた。しかし、燃料用エタノールの生産が食料安全保障に及ぼす影響を危惧したカストロの反対により、サトウキビによる燃料用エタノール生産を排除したいう。

 ・IPS(Inter Press Service), 2007-6-1

 この方針は、大規模なバイオエタノール拡大路線を採るブラジルとは対照的ですらある。