最終更新日:2007年6月21日
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2007.06.21 No.476
■米タイソン社 全ての鶏肉を抗生物質不使用に転換 やれば出来る!

 米国の食肉加工大手のタイソン社は、同社が出荷する全ての生鮮鶏肉を抗生物質を全く使わないで飼育したものに転換すると発表した。同社の発表では、消費者の91%が生鮮鶏肉について、抗生物質を使わないで飼育することが重要であると考えているとし、消費者主導の転換を強調している。このタイソン社の抗生物質不使用チキンについて6月20日のAPによれば、1ポンド(約450g)につき約1ドルの価格アップとなるという。

 ・Tyson, 2007-6-19  ・AP, 2007-6-20

 要するに、価格が上がるとはいえ、抗生物質を使わない鶏肉の供給ができるということ。日本でも抗生物質不使用に取り組んでいる生産者はある。岩手県を中心に展開している十文字チキンカンパニーは2001年には全てのブロイラーで抗生物質の使用をやめている。この抗生物質を使わない飼育によって生ずる鶏糞は、年間12万トンが発酵鶏糞として肥料に加工されているという。

 食肉商社のニチレイフレッシュでも取り扱う鶏肉の4割を抗生物質を使わないで飼育したブロイラーを「FAチキン」のブランドで販売している。この「FA」は"Free from Antibiotics"の略で、ワクチンは使用するものの、全育成過程を通じて、抗生物質と合成抗菌剤を投与せずに飼育するという。国内では岩手県、香川県、鹿児島県で生産するほかブラジル、中国、タイでも生産し輸入しているという。