- 混入牛タンは月齢違反 今回も原因は作業ミス
- 種苗法で初の摘発 登録品種と知りつつ無断栽培
- 2007年「たねとりくらぶ」は福井で 焼き畑火入れ(予定)の見学も
- 遺伝子組み換え製薬米の商業栽培を承認 大多数は反対
- 有機農業技術会議公開セミナー:有機農業と育種 6月16日
- 改正種苗法可決成立 懲役10年、罰金1千万円へ罰則強化
- 花粉症緩和GM米などを審議 生物多様性影響評価検討会総合検討会
- 日本モンサント GM3品種を隔離圃場で栽培実施
・AP, 2007-5-29
この控訴で明らかになったのは、米国農務省のBSE隠しの姿勢であるといえるだろう。
・北海道新聞 ・毎日新聞, 2007-5-28
すでに、日本で2003年に発見された21ヶ月齢と23ヶ月齢のBSE感染牛の脳に感染性がないとの試験結果が報じられている。また、5月22日の国際獣疫事務局(OIE)総会において、米国のBSEステータスは「管理されたリスクの国」と評価が決まり、米奥による開放圧力が強まっている。補助金打ち切り方針も、米国産牛肉の全面開放へ向けた動きでもあるといえるだろう。 若齢感染牛の試験結果は、明日31日開催される食品安全委員会プリオン専門調査会で明らかにされるかも知れない。
・聨合ニュース, 2007-5-28
(シンジェンタ シード、Event176)
(バイエルクロップサイエンス、Topas19/2)
(デュポン、DP-098140-6)
(デュポン、DP-305423-1)
(シンジェンタ シード、COT67B)
(シンジェンタ シード、COT102)
これによれば、全米18州の1057の大型エレベータのうち、GM種の分別を行っているのは26%にすぎないという。これは2005年より約2%減少している。米国コーン生産者財団(ACGF)と全国コーン生産者協会(ACGA)は、農民とエタノール業界に対して、このことが、GM品種、特に2007年4月にオランダ・ロッテルダムで見つかった欧州未承認のGMトウモロコシのようなBtコーンにより、トウモロコシ輸出市場を失うことになると警告している。
米国農務省のデータによれば、最も重要な輸出先であるEU27ヵ国へのトウモロコシ・グルテンの輸出は、2006年9月から3月までの間に前年に比べ38.1%減である。外国による要求は、コーン・エタノール業界にとって非常に重要である。2000年にEUは、米国から約580万トンのコーングルテンを輸入していた。2006年には米国の輸出は360万トンにまで落ち、EUへは265万トンであったという。
ラリーミッチェル(AGCA理事長)は、「何を買うかを決めるに際して「消費者は常に正しい」ということを思い知る時で」あり、「農民は、国内エタノール業界の成長により歓迎すべき変化として強気のコーン価格を実感している。そして、蒸留酒業界と同様に輸出市場を必要としている。バイテク企業は、米国は、それが望む品種を栽培できなければならないと説くが、それは、過去10年にわたる米国の「輸出志向」農業政策の失敗と傲慢をもたらした。輸入業者は米国穂信頼を失っている。輸出セクターとバイテク企業の両者がその傲慢な方針を再考するときだ」としている。
・American Corn Growers Foundation, 2007-5-18
・Agriculture Online, 2007-5-22
・(独)肥飼料検査所, 2006-10-5
2006年度の貿易統計によれば、米国から輸入されたトウモロコシは約1634万トンであり、飼料用が約72%(約1180万トン)が、コーンスターチが約22%(約345万トン)である。
・National Corn Growers Association
・遺伝子組換え食品等専門調査会 ・生物多様性影響評価検討会総合検討会, 2006-10-5
資料2−1 農作物分科会における検討の結果
穀物エレベータでの分別割合の低下傾向は、「遺伝子組み換えでない」として輸入される米国産トウモロコシの信頼にもかかわってくる。さらには、非GMトウモロコシの入手がより困難になることを示している。また、シンジェンタ社はMIR604が確実に分別が出来るとしているが、生産者団体などの危惧するように、未承認の状態で新たな混入・汚染が起きる可能性は否定できないだろう。
無視できるリスクの国:
アルゼンチン、ウルグアイ、オーストラリア、シンガポール、
ニュージーランド
管理されたリスクの国:
アメリカ、カナダ、スイス、台湾、チリ、ブラジル
・農水省, 2007-3-22 ・農業情報研究所(WAPIC), 2007-3-24
・米国農務省, 2007-5-22 ・時事通信, 2007-5-23 ・cattlenetwork, 2007-5-22
この決定を受けた米国からの「無条件開放」要求は、食品安全委員会での「審議」に委ねられることになる。下駄を預けられる食品安全委員会やプリオン専門調査会はどう動くのか。すでに、米国の状況に懐疑的な専門調査会の委員のほとんどが入れ替えられていることから、同委員会が無条件開放を認める方向に動くことは確実といえるだろう。消費者はどのように“対応”すべきなのか、そこが一番の問題となる。
提案者の一人カン議員は、「BSEの危険のある牛肉輸入が禁止できないなら、少なくとも、知る権利を消費者に保証しなければならない」という。韓国では現在、300平方メートル以上のレストランでのみ、原産国表示が要求されるに過ぎない。これは、わずか7.2%に過ぎないという。学校給食ではこうした表示義務は無い。
・聨合ニュース, 2007-5-17
・衆議院
ひっそりと発表 北陸研究センター
組換えイネは2系統とも、原品種「どんとこい」とほぼ同様の生育を示した。
組換えイネは2系統とも、「どんとこい(やや弱)」を上まわる抵抗性を確認した。
AD48系統では「トドロキワセ(強)」を超える抵抗性を示した。
AD41は「どんとこい(やや強)」を上まわる抵抗性を示したが、AD48は同様の抵抗性であった。
このように発表は「上回る抵抗性」を確認したというにとどまり、数値では公表していない。また、交雑に関するモニタリングの結果、交雑は無かったとしている。
今回の公表はひっそりと行われた。表題からして、どこにも「組み換えイネ」も「複合病害抵抗性」も出てこない。昨年は「平成18年度遺伝子組み換えイネ栽培実験における...」というように、きちんと正面から公表していた。今回は、いやいやながら最低限の発表だけはしたということだろう。明記してはいないないが、どうもこの耐病性遺伝子組み換えイネは失敗したようだ。常識的に、この開発が成功していたとすれば、このような暗〜い発表はしないだろう。
2005年、06年と続けられたこの耐病性GMイネの実験について、今年度以降の隔離圃場での栽培実験の申請はなく、これで開発が終了したようである。すでに同センターで実験に従事していた研究者は、つくば市に引き上げたという情報もある。この説明責任が当たり前の時代にあって新潟地裁は一昨年、この北陸研究センターにおけるこの遺伝子組み換えイネの栽培中止を求めた仮処分判決において、同センターの情報を隠そうとする姿勢を強く非難していた。国費から多額の研究開発費を投じている以上、きちんとした結果を公表すべきである。姑息に失敗を隠そうとする姿勢は、原発の事故隠しに通ずるものがある。失敗に学べない研究者が、画期的な成果を挙げるとは思えない。
福岡 伸一著 『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)
一気に読んでしまった。そして読み終わった後、すとんと腑に落ちる本でもあった。この福岡さんの新著『生物と無生物のあいだ』は、生物学者としての自身の歩んできた道を振り返りつつ、「生命」と向き合った本だが、DNAと生命をめぐる科学史の読み物にもなっている。そして、専門的な事柄を、どのように噛み砕いて書くかという著者の“苦闘”が感じられる本でもある。
1953年、今では中学生でも知っているDNAの構造が二重ラセンであることが、若き研究者のワトソンとクリックによって“発見”される。著者は、このDNAがなぜ「生命」を規定しているかを説く。「生命」とは自らの複製を作り出す能力(自己複製)を持つシステムだとする。著者の若いころのニューヨークとボストンでの研究生活を重ね合わせ、行きつ戻りつ、このDNAの二重ラセン構造の発見の光と影をたどり、なぜそれが自己複製を可能にしているかを俯瞰し、整然とした秩序体系としてのDNAシステムをみせる。しかし、この本の本当の価値はこの後にある。
>> 続きを読む(以下、転載)
「田舎暮らしの基礎を学ぼう」休日農業講座2007
「田んぼのイロハ」
コシヒカリの本場で学ぶ伝統農法
都市を離れて自然の中で過ごしたい。そう思い始めた若者や熟年世代を対象に、田舎暮らしを、一から学ぶ休日農業講座を始めます。
その第一弾が「田んぼのイロハ」。舞台は、魚沼コシヒカリの主産地である新潟県南魚沼市の旧塩沢町地区。八海山や巻機山を眺める雄大な光景の中に広がる棚田が舞台です。しかも有期完全無農薬、手で刈り取り、天日乾燥させる伝統農法です。市場にはほとんど出ない特別な米です。地元の人が一番うまいという「天日乾燥米」の最後の仕上げまでの秘伝を、地元のみなさんから学びます。
自分だけの田を持ちたいという方には、棚田オーナー制度もあります。不在時には地元のみなさんが手厚く管理してくれます。
「田んぼのイロハ」で、最初の一歩を踏み出しませんか?
日時と内容:
第1回 5月19,20日 開講式。座学「稲作の流れ」。田植え
第2回 6月23,24日 座学「田んぼの構造、イネの生態」。草取り
第3回 9月 8, 9日 座学「水とコメとどぶろく」。あぜの管理
第4回 10月13,14日 座学「現代農業の現状と課題」。
稲刈りとはさがけ
第5回 11月 3, 4日 座学「稲作の変遷と自然に沿った
農のあり方」。
収穫祭。ワラ叩きとワラ細工
主催:エコプラス 共催:有限会社パノラマ農産
主たる講師:笛木晶(パノラマ農産社長)
定員:15人
参加者全員に、手刈り・天日乾燥の極上コシヒカリ(パノラマ米)5キロを進呈。全回出席者には修了証をお渡しします
開催場所:新潟県南魚沼市栃窪地区
最寄り駅:JR上越新幹線越後湯沢駅、上越線塩沢駅。
受講料各回1万円(昼食込み、エコプラス会員は9千円)
子ども同伴可
宿泊:民宿1泊6,000円(1泊2食)駅からの送迎あり
申し込み、問い合わせ
特定非営利活動法人ECOPLUS
メールinfo@ecoplus.jp 電話03-5294-1441
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-5-16本門ビル4階
・農水省, 2007-5-18 ・米国農務省, 2007-5-18 ・農水省, 2007-4-6
この報告書では、この混入の原因となった蓋の扱いについて次のように書いている。
マニュアルに関して言うならば、過去、農水省と厚労省の「査察チーム」が念入りに調べて問題なしとしていた。しかし、このような単純な「作業ミス」を誘発するマニュアルであったということは、過去の「査察」の中身が知れようというもの。すでに公表されている査察報告書からは、日本向け作業に立ち会っての“査察”が実施されたとは読み取れず、単なるドキュメント検査に過ぎない“査察”であったとしか理解できない。いうならば「ザル」だったということだ。これまでの米国産牛肉の条件違反事例は、みな“作業ミス”で片付けられてきた。これを認めたうえで言うならば、こうした単純なことも遵守できないとなれば、どのような条件違反があっても不思議は無いといわざるを得ない。もし証明書や月齢の改ざんがあったとしても、事が単純でない以上、今までの違反事例と異なり明らかにならないまま流通することになるだろう。少なくとも、単純な作業ミスを原因とする違反事例は今後も起きるだろう。
5月22日から開かれる国際獣疫事務局総会において、米国が「管理されたリスクの国」という評価を得たとしても、完全な飼料規制の実施を含めて、疑念を払拭することができる明確なシステムを米国側が提示できない限り、日本の消費者の米国産牛肉への疑念と不信が止むことはない。
・毎日新聞, 2007-5-18
先ごろ成立した種苗法では、今回のような育成者権の侵害の罰則が大きく引き上げられた。この初の育成者権侵害に裁判所がどのような判断を下すか、注目したい。
以下、転載
●2007年「たねとりくらぶ」の集い in 福井県池田町
『第9回全国種苗研修会』−タネ・農の原点に回帰、そして交流
■日 程:
8月4日(土)13:00〜20:30 池田町
能楽の里文化交流会館(TEL 0778-44-7000)
ホール たねとり実践技術研修会
ロビー 北陸・近畿の伝統野菜の展示・試食
大会議室 種苗交換会
渓流温泉『冠荘』全館貸切(TEL 0778-44-7755)
懇親会、交流会(2次会)、宿泊
8月5日(日)8:30〜12:00 福井市&池田町
現地見学コース1 福井市
味見河内
河内赤かぶ生産組合
焼畑(火入れの時期)の実践
中手 萌叡塾 種子の保存と自給生活
現地見学コース2 池田町
町内 町のアンテナショップ
「こっぽい屋」の取り組み
魚見 あぐりパワーアップセンター
生ゴミ堆肥『土魂壌』製造施設など
■参加費:18,000円
■主 催:日本有機農業研究会種苗部会
2007年「たねとりくらぶ」の集い実行委員会
■共 催:ふくいの伝統野菜・るるぶ、
味見河内赤かぶ生産組合、萌叡塾
■後 援:池田町、福井新聞社
■お申込・問い合わせ先
2007年「たねとりくらぶ」の集い実行委員会事務局
(担当者:玉井道敏)
〒918-8204 福井市南四ツ居9-1-3
ふくいの伝統野菜・るるぶ事務局内
TEL&FAX 0776-54-8100
E-mail : yorozu61@agate.plala.or.jp
このGM米にはヒトの遺伝子が組み込まれ、リゾチームとラクトフェリン、ヒト血清アルブミンを産生するという。これらは、母乳に普通に含まれている。同社によればリゾチームとラクトフェリンは抗菌タンパク質であるという。このGM米は、乳幼児の下痢用の薬としての利用を見込んでいるという。
米国では昨年8月、バイエル者の未承認GM米(LLRice604)によるGM汚染が見つかっている。このGM汚染によりヨーロッパなどで米国産の長粒米の輸入禁止が相次ぎ、米国の米穀産業は大きな痛手を被っている。コメ生産者団体理事長は「この予想外の決定に驚いている。この決定はコメ生産者を不快にさせている」と語った。
・Reuters, 2007-5-17
・GMWatch, 2006-6-15
食品安全センター(Center for Food Safety)は5月17日、この承認が米国の食品供給の安全性に不要な危険をもたらすと警告している。この声明で同センターは、カンザス川の氾濫や竜巻によるこのGM米の拡散とGM汚染を危惧している。同時に、「発展途上国が最も必要とするものは、きれいな水と下痢を防ぐ基本的な公衆衛生施設であり、治療する既存の経口水分補給飲料へのアクセスの改善である。たとえVentria社のGM米が安全であったとしても、それは高価であり、十分に資金が投入されていない既存の費用効率のよい解決策からそらすものだ」と批判している。
・Center for Food Safety, 2007-5-17 ・Center for Food Safety, 2007-4-24
・Nature, 2007-5-18
・農水省, 2007-5-18
これもまた、今までの混入事故同様に作業者の不手際で終わることになるだろう。
・農水省, 2007-5-15
日 時:2007年6月16日 13:30〜17:00
場 所:茨城大学農学部100番教室
茨城県阿見町中央3-21-1
日 程:13:30〜14:30 講演:生井 兵治さん
14:30〜15:15 講演:中川原 敏雄さん
15:30〜16:15 講演:岩崎政利さん
16:15〜17:00 総合討論
会 費:1,000円
連絡先:有機農業技術会議 事務局
(財)自然農法国際研究開発センター農業試験場内
TEL: 0263-92-6800 FAX: 0263-92-6808
Email: office@ofrc.net
この改正は、昨年12月の「植物新品種の保護の強化及び活用の促進に関する検討会」の最終報告を受けて、この2月に国会の提案されていたもの。罰則強化が図られる一方、種苗に対する登録品種の表示の義務化は見送られ「品種登録表示を付するように努めなければならない」(55条)とされ、育成権者に有利なように規定されている。これでは、自家増殖の前に登録品種であるか確認せざるを得ない。この表示のあいまいさは、自家増殖への牽制といえるだろう。
・農林水産省知的財産戦略本部, 2007-3-22
・やすだせつこ.com, 2006-12-24
日 時:5月24日(木) 14:00〜
場 所:農林水産省技術会議委員室(農林水産省本館6階)
議 題:第一種使用規程の承認に係る申請書等の検討について
検討予定案件
(1)スギ花粉ペプチド含有イネ (7Crp #242-95-7)
(2)チョウ目害虫抵抗性トウモロコシ (MIR162)
その他
・農水省, 2007-5-11
・農水省, 2007-5-11
今回の“査察”は日米合同の茶番劇のようにも見える。“査察”を拒み続ける強硬姿勢の米国を説き伏せた日本が“査察”を行う。そして、その代償は、無防備な米国産牛肉の無条件開放であることははっきりしている。5月20日から国際獣疫事務局(OIE)の総会が開かれ、米国は「管理されたリスクの国」という国際的なお墨付きを得ることは確実視されている。この“査察”のあと、食品安全委員会が開かれ、米国産牛肉のリスク評価が行われることになる。この「管理されたリスクの国」というステータスを前に、プリオン専門調査会の専門家たちはどのような評価を下すのだろうか。米国産牛肉の無条件開放への理由の一つに、この「管理されたリスクの国」が大きな威力を発揮することになるだろう。
・農水省, 2007-5-11
農水省のこの発表によれば、OIE加盟国のステータス評価は22日に行われるとしている。
こうした状況に州政府は、低コストの大豆への転換を図っている。「これまで綿を栽培してきた多くの農民にとって、大豆は新しい作物であるが、栽培方法を教え、種を配布し、補助金を出している。多くの村で種子バンクを作られた」とBalasaheb Thorat同州農業大臣は語っている。大豆のコストはヘクタールあたり3500ルピーと綿に比べ少ないうえに収量が増加しており、農民はヘクタールあたり2万ルピー以上で売ることができたという。
・Reuters, 2007-5-11
・Statesman, 2007-5-11
資本力の無い農民にとって、毎年高価な種子を買い、多量の農薬と肥料を費やす遺伝子組み換え作物が、全く理に合わないものであることを示しているといえるだろう。儲かるのは、種子企業であり、銀行や高利貸しだけだ。農薬や肥料の多用も環境にとってよいことは何も無い。2006年2月、インド中部の村で、綿を採った後のBt綿の茎や葉を食べた羊の大量死が報告されている。
外観は赤みを帯び、男爵に比べ目は浅い。2006年8月に品種登録出願がなされている。本格的な栽培は3年後からという。
・作物研究所 平成17年度成果情報
・北海道新聞, 2007-5-9
この研究に全国遺伝安全性協会理事長のAlexander Baranov氏は、「生物に対して無害であることに疑いが生ずる」と語った。また、同氏は、ロシアの公衆衛生当局に対して、GMOの人に対する影響が、完全に検討されるまでの間、すでに認可されたGMOの使用禁止と、新たなGMOの認可の停止の必要性を強く強調する公開状を送ったとしている。「今も恐ろしい状況は続いている。われわれは、誰も安全だと保障しない食品を子どもたちに与えている。われわれは誰の責任かを追及するものではない。公開状でわれわれは、早急な問題解決への確実な方法を示した」と、Baranov理事長は語った。
・REGNUM News Agency, 2007-4-16
・REGNUM News Agency, 2005-10-12
・遺伝子組み換えいらないキャンペーン
朝日新聞は、この感染性が確認できなかったことをもって「条件緩和を求める米国との交渉に大きな影響を与えそうだ」と早々と露払いを始めた。しかし、20ヶ月齢で感染性がないということと、「米国産牛肉が安全」であることはイコールではない。米国産牛肉に関しては、飼料規制は不完全であり、特定危険部位を含んだ肉骨粉が豚やニワトリ、ペットのえさとして流通している。交差汚染の可能性を残したままである。2009年から導入するとされた牛の個体識別は、業界の反対により義務化が見送られた。さらには、米国のBSE検査体制自体が縮小され、先ごろは受託業者の検体取替えが明らかになっている。そもそも、危ない牛は検査もされず牧場に埋められているといわれているぐらいである。こうした状況が、果たして米国産牛肉が安全であるということになるのか、はなはだ疑問である。
・朝日新聞, 2007-5-9
・農業情報研究所(WAPIC), 2007-5-9
食品安全センター(Center for Food Safety)の調査では、2005年1月現在、モンサント社は、25州で147人の農民と39の小企業を相手に、90件の訴訟を起こし、判決では、農民はモンサント社に平均して約42万ドルを支払っているという。多くの場合、彼らの畑が隣接する圃場から自然に流れ出た花粉に汚染された後に訴えられる。花粉は、状況によっては5マイル(約8Km)流されることが証明されている、そうした花粉を個々の農民がさえぎったり管理することは不可能である。
ACGAのLarry Mitchell理事長は「現行法では、これらの訴訟に農民が対抗することは難しい。農民は時間を取られ、遠くまで出かけることを余儀なくされる。モンサント社は、彼らに有利な裁判所を選ぶ。そのうえ、裁判所が汚染を「故意」であるか否か判断する基準がいい加減である。「故意」と判断された場合、賠償は3倍になる。」と言う。ACGA は、35州で14,000人からなり、アグリビジネスから資金提供の受け入れを禁じている。
・やすだせつこ.com
日時:5月9日(水)〜5月12日(土)
午前の部:午前10:00〜12:00
午後の部:午後 2:00〜 4:00
会場:農業生物資源研究所(本部地区)
また、畜産草地研究所は4月27日、同研究所で実施予定の遺伝子組み換えトウモロコシの栽培試験に関する説明会の開催を公表した。同研究所は、昨年度実施した遺伝子組み換えトウモロコシ2品種の栽培試験の結果の報告も行うとしている。この説明会も事前申込みが必要。詳しくは同研究所のページまで。
日 時:5月21日(月)13:30〜16:00
場 所:畜産草地研究所那須研究拠点第2会議室
栃木県那須塩原市千本松768
2つの研究所が申し合わせたように、それも連休前日に“ひっそり”と説明会の開催を公表した。農業生物資源研究所の説明会は、実質的に時間的な余裕のない公表であり、本当にきちんと説明しようとしているのか、多いに疑問である。本当は説明会などやりたくない、というのが本音ではないのか。きちんと説明責任を果たそうとするのであれば、十分な告知期間を取るのが当然であろう。
・環境省, 2007-5-4
この基本特許は、あらゆる遺伝子組み換え品種と特に大豆に及び、植物と種子に対して認められた最も広範囲な特許の一つであると見られていた。この技術は、「パーティクル・ガン」と呼ばれる方法で、小さな金属の粒に導入したい遺伝子を付着させ、目的の植物細胞に打ち込むというもの。
ETCグループは、この特許無効の決定を歓迎する一方、この決定までに13年を要したことを「恥ずべき」ことと批判している。
モンサントのGM大豆シェアは世界の90%に達し、GM大豆は世界の大豆生産の60%を越えたと見られている。こうした状況に、ETCグループのHope Shand は、「モンサントの特許は、農業における経済的な安全保障を蝕み、種子に対する権利を蝕んでいる。種子をコンとロースするものが、食料の供給をコントロールする」という。ETCグループが発表した“世界の種子会社トップ10”によれば、モンサントは、種苗市場の20%以上を押える世界最大の種苗会社である。モンサントが欧州市場へのアルゼンチン大豆の参入を否定するためにその排他的な独占を使うため、アルゼンチンの大豆農民は、モンサントの広範囲に及ぶ特許に直接的な影響を受けている。モンサントは、アルゼンチンが同社のGM大豆種子に対する特許料を支払っていないと主張している。
・ETC, 2007-5-3
2006年度の種苗の市場規模は196億ドルで、トップ10社で64%を占めている。10年前の1996年、トップ10社の売上は37%に過ぎなかった。このとき、モンサントの名はトップ10社には無かった。同社は現在、第8位のDelta & Pine Land社を買収しようとしている。このトップ3社はいずれも遺伝子組み換え品種のメーカーでもある。
種苗会社 売上(百万ドル) シェア(%)
-------------------------------------------------------------
1.モンサント(米) 4,028 20.6%
2.デュポン(米) 2,781 14.2%
3.Syngenta(スイス) 1,743 8.9% 43.6%(*1)
4.Groupe Limagrain(フランス) 1,035 5.3% 48.9%(*2)
5.Land O' Lakes (米) 756 3.9%
6.KWS AG (独) 615 3.1%
7.Bayer Crop Science (独) 430 2.2%
8.Delta & Pine Land (米) 418 2.1%
9.サカタのタネ(日本) 401 2.0%
10.DLF-Trifolium (デンマーク) 352 1.8%
-------------------------------------------------------------
12,559 64.1%
*1:上位3社のシェア合計 *2:上位4社のシェア合計
・日本モンサント, 2007-1-25
栽培禁止の範囲は米国全土に及び、農務省が環境影響評価の調査を終えるまでとしている。この判決に農務省動植物衛生検査部(APHIS:Animal and Plant Health Inspection Service)のスポークスマンは、「GMアルファルファの完全な環境影響評価の計画を立てる」と語ったという。当局はこの調査に2年間かかるとしているという。判決はまた、すでに作付けされたGMアルファルファの収穫禁止や、このGMアルファルファの種子を目的とする栽培について禁止はしていない。
判決はまた、Forage Genetics社(種子販売会社)に対して、30日以内に米国全国の全てのGMアルファルファの栽培地を明らかにするように命じ、農務省にこのデータがすぐに利用できるようにするよう命じた。これは、非GMアルファルファを栽培している生産者が、GM汚染の有無を検査できるようにするためであるという。
・Reuters, 2007-5-3
・AP, 2007-5-3
・Center for Food Safety, 2007-5-3
・REUTERS, 2006-2-16
・農林水産技術会議
カナダでは2007年7月12日に完全な飼料規制が実施される予定となっているが、カナダ食品検査庁は、この実施により99%以上の感染源の排除が可能であり、今後10年間に、少数の感染牛を確認すると見込んでいるとしている。また、カナダは2003年以来約16万頭を検査してきたが、このサーベイランスの結果は、カナダにおけるきわめて低いBSEの発生率を反映しているとしている。
・Canadian Food Inspection Agency (CFIA), 2007-5-2
カナダでは今年2月に9頭目となるBSE感染牛が見つかっている。カナダは、この5月に予定されている国際獣疫事務局(OIE)総会において、米国と並んで「管理されたリスクの国」として認定されようとしている。飼料規制は不完全であり、米国にいたっては、検体取替えなどずさんな検査が明らかになっているにもかかわらず、にである。OIEがWTO体制の内にあることから、この認定が米国産牛肉の無条件解禁への外堀を完全に埋めることになるだろう。日本政府は、5月のOIE総会にどのような態度をとるのか明らかにしていない。日本政府は昨年は、30ヶ月齢の制限撤廃に対して反対の姿勢を明確にしていたことを考えると、今回の米国などに対する「管理されたリスクの国」への認定に異を唱えることはないだろう。事実上、米国産牛肉の無条件解禁に踏み切ったと見てよいだろう。
FDAは広く精査された研究を調査した結果、クローン動物は安全であると判断したとしていたが、食品安全センターの調査によれば、その論文はたった3本であり、クローン動物の企業が部分的に資金援助したクローン牛の牛乳に関するものであったという。「FDAのクローン解禁の意欲は、業界からの圧力による安全無視の見本である。意見の分かれる製品解禁のために貧弱な証拠を使うことは許されない」とWenonah Hauter氏(Food & Water Watch)は語った。
クローン推進論者は、クローン動物がより良質で安価な肉製品と乳製品を供給できると主張している。こうした見解に米国の消費者同盟の食政策研究所のChris Waldrop氏は、これは事実ではないとし「消費者はクローン動物由来の食品を望んでもいないし必要ともしていない。クローンが、より安全でより安価な肉や牛乳を生産することはない。クローン牛により多くの牛乳を生産させることは、牛乳を安くすることはない。米国では需要より多くの牛乳が生産され、政府は余剰の買い上げを余儀なくされ、1999年以来、酪農支援に50億ドル以上かかっている」という。
FDAは、提出された意見を検討し、年末までにクローン動物由来の食品について決定するだろうとしている。
・Center for Food Safety, 2007-5-3
・EFSA:Europian Food Safty Authority, 2007-4-27
・Decision News Media SAS, 20070502
・産経新聞, 2007-4-23
・National Academy of Sciences, 2007-4-20
・BCH, 第一種使用規程承認申請書
・Food Standards Agency, 2007-4-26
貿易統計によれば、2006年度の中国から米を含む飼料として輸入された穀類(トウモロコシ、小麦を除く)は352トンであり、他にカナダから約3万トンが輸入されている。