最終更新日:2008年6月5日
2008年5月の農と食

2008.6.5 No.498
■体細胞クローンは豚やヤギも

 農水省は6月4日、クローン家畜の状況について公表した。これによると、クローン家畜は、牛(受精卵クローン、体細胞クローン)以外にも、体細胞クローン技術による豚やヤギも状況も明らかにされている。

出生 頭数 生存 頭数 受胎中 行方 不明
受精卵クローン牛 716 36 8 63
体細胞クローン牛 551 86 16
体細胞クローン豚 328 65 - -
体細胞クローンヤギ 9 2 - -

 受精卵クローン牛は、すでに食肉として316頭の出荷が確認されたとしている。この受精卵クローンは「Cビーフ」というニックネームまで作られたが、表示が義務化されなかったため、ほとんどが無表示で販売されたようである。体細胞クローン牛などは、まだ出荷されていないという。

 体細胞クローン豚の約半数にあたる175頭が明治大学によって作出され、現在32頭が育成試験中であると明記されている。

 ・農水省, 2008-6-4