最終更新日:2008年5月19日
2008年5月の農と食

2008.5.19 No.497
■厚労省 体細胞クローン後代由来製品流通の可能性に言及

 厚労省は5月19日、東京で開催された「体細胞クローン家畜由来食品に関する説明会」の席上、体細胞クローン牛の子孫由来の製品がすでに流通している可能性について言及した。

 この可能性への言及は、会場からの「なぜ、この時期に食品安全委員会に諮問したのか」という質問に対してなされたもの。意見交換のパネリストの一人の佐々木昌弘課長補佐(厚労省医薬食品局食品安全部企画情報課)は、食品安全委員会への諮問の理由として、欧米での体細胞クーロン牛解禁の流れ、国内での体細胞クローン牛に関する研究や情報収集が一定程度終わったこと、体細胞クーロン牛の後代由来の製品(肉や乳製品)の流通の可能性が出てきたこと、と3点を挙げた。