最終更新日:2008年6月5日
2008年6月の農と食

2008.6.5 No.498
[農業]
■国産ナタネの灯を消すな! 種まき前に緊急要請
 ナタネの自給率はわずか0.04%。裏を返せば海外依存率99.6%。作付面積も800ヘクタールという。財務省輸入統計によれば2007年の輸入ナタネ約213万トンの約93%がカナダ産であり、残りの約7%がオーストラリア産となっている。そのカナダ産も8割以上が遺伝子組み換えナタネ品種であり、オーストラリアもサウスオーストラリア州を除き遺伝子組み換え解禁に踏み切った。一方、国内産ナタネは2006年度から3年間限定の国の助成が今年度限りで打ち切られ、国内産は風前の灯となっている。


■体細胞クローンは豚やヤギも
 農水省は6月4日、クローン家畜の状況について公表した。これによると、クローン家畜は、牛(受精卵クローン、体細胞クローン)以外にも、体細胞クローン技術による豚やヤギも状況も明らかにされている。