最終更新日:2008年9月13日
2008年
2008年9月
2008.9.13 No.501
2008.9.9 No.500
2008.6.5 No.498
2008.5.19 No.497
2007.12.14 No.496
2008年9月の農と食
2008.9.13 No.501
[BSE]
■米国、3例目のBSEは遺伝性 危ない米国産牛肉
米国農務省国立動物病センターなどの研究チームは9月12日、2006年3月に見つかった米国3例目のBSE牛が遺伝子の異常から異常プリオンたんぱく質を体内で作ることが分かった、とPLoS Pathogens(電子版)に発表した。この発表によれば、遺伝子変異による最初のBSE牛であり、この遺伝子の変異はヒトの変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)と同じ変異であるしている。また最新の疫学的研究によれば、牛におけるこの遺伝子変異は0.05%以下であるとしている。
2008.9.9 No.500
■ライスロンダリング アフラトキシン汚染米はどこに
9月5日に農水省は、三笠フーズによるアフラトキシンやメタミドホスに汚染された“事故米”のライスロンダリング=偽装転用を公表したが、その全容は、未だに明らかになっていない。
一番の問題は、アフラトキシンB1に汚染された“事故米”がどこに流れたかという点である。アフラトキシンは自然界最強の発がん物質といわれ、その毒性はダイオキシンの10倍ともいわれる。その中でもB1が最も毒性が強いという。アフラトキシンは、遺伝子の突然変異を起こしやすい遺伝毒性発がん性物質であることから摂取量を可能な限り低くすることが求められ、摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される摂取量である耐容摂取量は設定されていない(食品安全委員会)。