最終更新日:2012年8月4日
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2012年8月の農と食

2012.8.4 No.538
■【ご案内】9月1日開催 国際水映画祭2012
 

 この9月1日、第2回目となる「国際水映画祭2012」が、東京・表参道の国連大学を会場に開催される。今回は、ボリビアの水道事業民営化を題材とした社会はドラマ『雨さえも』や、半世紀にわたり患者に寄り添い水俣病と闘い、6月にお亡くなりになった、医師の原田正純さんを追った『未来への診断書』など5作品が上映される。

  国際水映画祭2012
  http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/

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■国際水映画祭2012
9/1 (土)国連大学(東京・表参道)
■先行プレミアム上映会
8/31(金)アップリンク(東京・渋谷)

水の私有化と商品化を問い
行き過ぎた人間の経済活動を考える珠玉の5作品!
原発事故後の海の放射能汚染をテーマにしたシンポジウムも開催

【ごあいさつ】
 21世紀中ごろには、飲料水は石油よりも値段が高くなる可能性があると言われているのをご存知ですか?利用できる水資源は限られた貴重なものである一方、人類はますます多くの水を使用するようになってきています。

 国境を越えて流れる河を巡って国家が対立し、地域住民が水の利用権を巡って衝突し、スラム街では水を待つ順番を争い殺人までもが起きています。

 豊富な雨に恵まれた日本はこうしたことと無縁の国のように感じますが、我々日本人が大量に輸入する農産品などを作るために大量の水が必要です。

 福島第一原発事故によって放射性汚染物質が河川・海に流されるという事態も生じてしまいました。「水」にまつわる映像は、ドキュメンタリーを中心に各国で制作されています。その中から優れた作品を紹介し、皆様と一緒に環境を、経済を、貧困を、政治を、人類の未来を考えていきたいとの思いからこの映画祭は企画されました。映像を通じて、「水」問題を知り、私たちの暮らしを見つめ直してみましょう。

【国際水映画祭 概要】
 ●日時:2012年9月1日(土)10:00〜20:00
 ●会場:国際連合大学(UNU)
   http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/access.html
 ●参加費:当日券:2500円 (25歳以下:2000円)
      前売券:2000円(高校生以下:無料)
※当日券・25歳以下の方は年齢が証明できるものをご提示ください。
※前売券・高校生以下は事前申込のみに限ります。

 ●チケットお申込み&お問い合わせ
  国際水映画祭実行委員会
   〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11
   PARC気付
   TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
   E-mail: office@parc-jp.org
   http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/
   Twitter : https://twitter.com/mizu_eiga

 ●主催:国際水映画祭実行委員会
   NPO法人アジア太平洋資料センター〈PARC〉
   NPO法人メコン・ウォッチ
   国際有機農業映画祭運営委員会
 ●後援:国際連合大学(UNU)
 ●協力:有限会社アップリンク/ラテン・ビート映画祭

【上映作品】
■雨さえも―ボリビアの熱い一日 
(2010年/スペイン・フランス・メキシコ)
ボリビアの水道事業民営化をめぐる「水戦争」の社会派ドラマ
 http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/movie/detail_01.html

■クルード―アマゾンの原油流出パニック
(2009年/米国)
南米エクアドルで、アメリカの石油会社テキサコ(現・シェブロン)の原油採掘と大量の廃棄物投棄による環境汚染と先住民の健康被害。グローバル経済が引き起こした国際的な問題に訴訟を提起。現在も継続中。
 http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/movie/detail_02.html

■今日はよき日
(2011年/インドネシア)
山からの水によって豊かな恵みをもたらされていたある村の話。ある日、豊かな水資源に目を付けた企業がやってきて、水を買占め、村人たちは今まで自由に使っていた水を彼らから買わなければならなくなった。企業が儲けを増やす一方で貧しくなる村人たち。インドネシアの実際の話をベースに、村の集会所で、村人たちにカラフルな絵巻に描かれた物語を少年が節談説教風に語る。
 http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/movie/detail_03.html

■川を継ぐ者
(2010年/インド)
インド・ケララ州の大規模ダム開発に声を上げ、川を守るために立ち上がる住民たち。
 http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/movie/detail_04.html

■未来への診断書―水俣病と原田正純の50年
(2010年/日本)
半世紀にわたり水俣病を研究してきた精神神経科の医師・原田正純さんは、常に現場に足を運び、患者の声に耳を傾け、水俣病という全貌の見えない巨大な敵と闘ってきた。がんと脳梗塞を患いながら、2012年にお亡くなりになった原田医師のメッセージ。
 http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/movie/detail_05.html


【特別シンポジウム】
■水俣と福島
   ―水・海・魚の放射能汚染とどう向き合うか
★高岡 滋
 (神経内科リハビリテーション協立クリニック)
★花岡和佳男
 (グリーンピース・ジャパン 海洋生態系問題担当)
★コーディネーター:細川弘明
 (PARC代表理事)

先行プレミアム上映会+スペシャルトーク@UPLINK】
「水は誰のもの?
 ―民営化に揺らぐボリビア先住民の暮らしから考える」
●日時:2012年8月31日(金)19:00〜22:00(予定)
●会場:アップリンク
●チケット:1500円
●上映作品:『雨さえも―ボリビアの熱い一日』
      (2010年/スペイン・フランス・メキシコ)
●トーク:太田昌国さん(民族問題研究家)

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