最終更新日:2013年6月28日
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[遺伝子組み換え]
■EU:シンジェンタのGMトウモロコシは評価不能
欧州食品安全機関(EFSA)は6月20日、シンジェンタの遺伝子組み換えトウモロコシ3272について、必要なデータの提出がなかったため、食品・飼料の安全性評価ができなかったと発表した。
この遺伝子組み換えトウモロコシ3272は、バイオエタノール用として開発されたものであるが、飼料用や食用としての承認を求めていた。EFSAは、シンジェンタに求めた追加データが評価基準に適合しておらず、評価できなかったとしている。
・EFSA, 2013-6-20しかし日本では、このシンジェンタの遺伝子組み換えトウモロコシ3272は、2010年6月30日付けで食品として承認されている。この承認に先立ち食品安全委員会は2010年4月、このGMトウモロコシが「ヒトの健康を損なう恐れはないものと判断する」との評価書を決定している。
EFSAが評価できないとした遺伝子組み換えトウモロコシ3272のタンパク質AMY797Eのアレルギー性について、評価書は「アレルギー誘発性の報告はない」としている。
・食品安全委員会, 2010-4 ・厚労省, 2013-5-2EFSAはこの4月、デュポンが申請したGMトウモロコ・DP−098140系統について、産生タンパク質のアレルギー性や環境への悪影響はないものと確認したとしながら、今回と同様の「追加データの不備」を理由に審査を打ち切っている。
・EFSA, 2013-4-16