最終更新日:2013年7月30日
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2013.07.30 No.572
■初のGM動物による製品化 GMカイコでコラーゲン生産

 農水省は7月29日、7月19日付けの遺伝子組み換えカイコにかかる第1種使用規定の承認申請手続きに関する通知をウェブサイトに掲載した。近く、日本で初となる本格的なGM動物利用の商品化が始まるものと思われる。

 ・農水省, 2013-7-19

 これまで遺伝子組み換えカイコによる機能性シルク(蛍光色に光る絹糸)や医薬品開発は、農業生物資源研究所や群馬県蚕糸技術センターなどで開発がおこなわれてきた。

 こうした公的機関と連携して、遺伝子組み換えカイコによるヒト型コラーゲン生産の実用化に向けて開発を進めていた(株)免疫生物研究所は7月29日、化粧品に使用する際の表示名称「遺伝子組換カイコヒト遺伝子組換ポリペプチド-47」を取得し、本格的な販売活動に入ると発表した。これは化粧品の場合、全成分表示が求められており、その表示用の名称を取得したもの。

 同社はまた、遺伝子組み換えカイコを利用したヒト型コラーゲンは、組み換え遺伝子を含んでおらず、純粋にヒトのコラーゲンと同等なアミノ酸骨格を有し、従来のウシやブタのコラーゲンと比べて安全性が高いとしている。

 同社は、このGMカイコによるヒト型コラーゲンを「ネオシルク」という商品名で商標登録している。

 ・(株)免疫生物研究所, 2013-7-29

 農水省による遺伝子組み換えカイコに係る承認申請手続きの公表は、免疫生物研究所による本格的なGMカイコ生産を受けてのものと思われる。同社のGMカイコ生産がどのような形で行われるか注目されるが、農家に委託する場合、どのような拡散防止策がとられるのかが大きな問題となる。

 今後、正式な承認申請ののち、生物多様性影響評価検討委員会又は薬事・食品衛生審議会薬事分科会生物由来技術部会での生物多様性に係る検討が行われることになる。この場合、生物多様性の検討対象となる種がどのように設定されるかも大きな問題となる。たとえば、GMダイズのような場合、在来ダイズはその検討対象とはされず、交雑したとしても国内法的には問題がないようなザルの如き制度となっている。

 今までのところ、組み込み遺伝子などの情報は明らかにされていない。

 ・農水省