最終更新日:2013年10月5日
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2013年10月

2013.10.05 No.583
[農薬]
■カナダ:ネオニコに表示を義務付けへ

 カナダ保健省は9月13日、ネオニコ系農薬に対し、米国と同様のラベル表示義務付けを発表した。保健省は、コーンと大豆の種子消毒に関して、ネオニコ系農薬を使用する農業は持続可能ではないと結論付けている。

 今回の表示義務付けの理由として次のように述べている。

 異常気象だった2012年には、コーン生産地域からミツバチの異常死の報告があり、その70%からネオニコ系農薬の残留物を検出し、ミツバチがネオニコ系農薬に暴露された結果であると結論した。しかし、異常のなかった2013年においても、コーン生産地域から、同様のミツバチの異常死の報告を受けたたことにより、コーンと大豆の種子消毒に関して、ネオニコチノイド系農薬を使用する農業は持続可能ではない、と結論した。

 カナダ保健省は「持続可能ではない」とするものの、ミツバチの異常死は農薬以外の要因も含むという米国環境保護庁(EPA)と同様の立場をとっている。実施は2014年以降のようである。

 ・Health Canada, 2013-9-13

 ●日本:農協でも独自の動き

 規制に後ろ向きな農水省に対して、長野県の松本ハイランド農協は独自に対応を取っている。同農協は今年6月、「可能な限りミツバチに影響の少ない薬剤を選択」するよう依頼する文書を、管内の農家千戸に対し通知したという。昨年管内のミツバチの大量死が確認されたためとしている。この文書によって、ネオニコチノイド系農薬の使用を止めた農家数などは分かっていない。

 ・信濃毎日新聞, 2013-9-14