最終更新日:2014年1月27日
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2014.01.27 No.602
■そろそろ立春 春播き種子が出てきた
春まきカタログ表紙

 そろそろ立春も近くなってきたが、春播きの種子が売り出されている。タキイやサカタなど一般の種苗会社から有機の種子は入手できない。種子消毒が一般的であるし、タキイなどはそもそも、有機種苗を手掛けるつもりが全くないからだ。少し古いがそのように明言もしている。種子消毒していない在来種の扱いも少しづつ増えているようにも見受けられる。種苗メーカーの姿勢が変わることに期待したい。

 外国産の有機認証の種子が少しづつ入ってきている。有機認証をうたい文句にして、有機種子を販売しているところもいくつか出てきているが、中にはイスラエル産のものが含まれているので注意が必要だ。「有機」であればどこのものでもよいというのには賛成しかねる。有機であったとしても、イスラエル産には不買で応えたい。

 以下、いくつか紹介する。

●たねの森

春まきカタログ表紙:たねの森
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 有機やバイオダイナミクスの種子を扱っている「たねの森」の2014年版カタログが公開されている。当初に比べると種類が増えてきた。環境コスト削減のためできるだけダウンロードしてほしいとのこと。関連書籍も扱っている。

 ・たねの森

●自然農法研究開発センター

春まきカタログ表紙:自然農法研究開発センター
[画面クリックで拡大]

 自然農法研究開発センターは、各地の在来種を集め自然農法向きの品種を開発しているこちらも2014年版のカタログが公開されている。

 ・春まきカタログ

 自然農法研究開発センターは、購入者には自家採種を呼びかけていて、自家採種の本も農文協から出版している。こちらはどちらかといえば中上級者向けの内容。

  中川原敏雄・石綿薫(著)

●日本有機農業研究会・種苗ネットワーク

 年会費を払って会員になる必要があるが、日本有機農業研究会の種苗ネットワークに登録して有機の頒布種苗を入手するという方法もある。こちらの有機種子は主に、自家採種している有機農家が供給しているので、“誰が採ったタネ”かがはっきりしている。

 ・種苗ネットワーク

●野口種苗

 在来種、固定種の種子の老舗・野口種苗では、すでにアロイトマトが売り切れだそうだ。取扱い種子には有機でないものも多いが、種子消毒された種子が多い中、その有無の記載があるので購入時の参考になる。種子や自家採種関連の書籍も扱っていて、通販で購入できる。野口種苗で扱っている書籍の中の1冊、『自家採種の手引き』(秀明自然農法ネットワーク編、1,500円)は、これから自家採種を始めてみようという人には最適の入門書といえる。

 ・野口のタネ オンラインショップ

●Seed Savers Exchange(米国)

春まきカタログ表紙:Seed Savers Exchange
[画面クリックで拡大]

米国のSeed Savers Exchangeも2014年版カタログをサイトで公開している。フルカラーで100ページ余りあり、品種も豊富。そのうち有機認証の種子には米国農務省の有機認証マークで明示してある。サイトでは、ブラウザで閲覧する電子ブックとして掲載しているが、PDFのダウンロードもできる。

米国農務省有機認証マーク
米国有機認証マーク
 ・Seed Savers Exchange
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