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最終更新日:2014年3月15日
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2014.03.15 No.616
■堆肥サンプルの木くずから高い放射線量
 山梨県河口湖町

 15日の山梨日日新聞によれば、山梨県河口湖町で堆肥サンプルとして受け入れた木くずが放射性セシウムに汚染されており、木くずのすぐ近くの空間放射線量は国の基準の約2〜3倍もあると発表したとしている。15日現在、山梨県のサイトには関連情報の掲載はない。

 汚染された木くずは約36立米で、土地所有者は、神奈川県の業者から堆肥のサンプルとして受け入れを持ちかけられ受諾したという。山梨県は排出者の特定を進める方針としている。

 昨年9月に滋賀県高島市で類似した例が見つかっている。鴨川の琵琶湖河口近くの河川敷に敷き詰められた木材チップが、福島県より搬入された汚染チップであり、滋賀県の発表ではキロ当たり3000ベクレルの放射性セシウムが検出されている。

 堆肥や堆肥原料の購入や受け入れには、汚染されているか、どの程度の汚染かをあらかじめチェックする必要があるだろう。ちなみに、神奈川県下のある産廃施設の剪定チップの放射性セシウムは、キロ当たり10〜40ベクレル程度であり、空間線量率では検知できないようなレベルである。河口湖の汚染木くずの線量率は、報道では具体的には書かれていない。

 ・山梨日日新聞, 2014-3-15
 ・滋賀県, 2013-9-17
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