トップに戻る
最終更新日:2014年8月21日
2014年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 15年 16年 17年
 18年

2014年8月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31
最近の記事
2018.09.19 No.968
2018.09.01 No.967
2018.08.31 No.965
2014年8月の記事
2014.08.21 No.626
2014年6月の記事
2014.06.27 No.625
2014.06.24 No.624
2014.06.12 No.623
2014年8月

2014.08.21 No.626
■中国:遠のくGMイネ商業栽培 栽培許可を延長せず
イメージ:稲穂

 中国農業省はこのほど、8月17日で期限切れとなる害虫抵抗性Bt遺伝子組み換えイネとGMトウモロコシの栽培許可の延長を行わないと決定したと、20日付けの米国科学振興協会(電子版)が伝えた。

 中国は2009年8月、華中農業大学(湖北省武漢市)で開発された2種類のBtイネの栽培を承認し、商業栽培も間近と報じられていた。

 今回の試験栽培の延長中止の理由は明らかではないが、一般市民のGM食品への懸念が理由の一つと考えられるという。別の理由として、米の自給を確立した中国が、もはやBtイネを必要としていないとの見方もあるとしている。

 ・American Association for the Advancement of Science, 2014-8-20
China pulls plug on genetically modified rice and corn

 中国政府がGM食品から距離を置きつつあることが、今回の決定の背景にあると思われる。中国政府はこの数年、GM開発費を急減させている。中国は、2008年に260億元(4400億円)の資金投入を決定したGM開発12カ年計画に基づき、2010年には20億元(340億円)を投入しているが、2013年には4億元(70億円)と8割も急減している、とロイターが報じている。また、いくつかの政府機関や解放軍関係の調達する食品からGM由来食品の排除も行われている模様だ。

 今回の決定により、中国でのGMイネの商業栽培は、ほとんどその可能性がなくなったように思われる。

 ● 農業省:公式に違法GM米の流通を認める

 中国の国営テレビ局の中央電子台(CCTV)は7月26日、未承認の違法な遺伝子組み換えの米が、湖南、安徽、福建の市場に出回っているが回収は困難、とする上海のある食品加工企業役員の証言を放送した。最近、武漢で調べられた米5袋中3袋が違法なGM米であった、と報じられている。

 EUは昨年、中国からの輸出米より未承認GM米の検出が25回と通報している。この数年、日本では見つかっていないものの、2006年から09年にかけて、約600トンの未承認GMの米粉やビーフンが見つかっている。

 こうした違法GM米の流通に対して中国農業省は7月29日、違法GM米に対する「許容度ゼロ」の方針堅持を表明した。規則を無視してGM米を栽培したり販売する、いかなる企業や個人も罰するとの声明を出した。

 ・新華社, 2014-7-29

 ● Bt米が白血病多発の原因か?

 Btイネを開発した華中農業大学では、Bt米による白血病多発疑惑が出ている。同大で試験栽培されたBt米を学食で食べるように要求された学生の中から、通常の3倍となる白血病患者が出ていると報じられている。通常10万人に2,3人の発症率であるにもかかわらず4年で10人が発症。発症率は約3倍であるという。

 ・Sustinable Pulse, 2014-8-14

 

【関連記事】
カテゴリー
よく読まれている記事