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最終更新日:2014年10月21日
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2014.10.21 No.634
■【案内】国際有機農業映画祭2014
国際有機農業映画祭2014チラシ
  [画像クリックで拡大]

 8回目となる国際有機農業映画祭2014は、会場を武蔵大学に移し、12月14日(日)、テーマを「流れに抗(あらが)う」として開催される。

 TPPに象徴される新自由主義経済が、人々の生活を飲み込もうとしている。世界の食の7割以上を支える小規模家族農業が危機に追いやられつつある。こうした流れに抗う5作品を上映。そして、山形で進められている地域丸ごとの「置賜自給圏構想」の、提唱者であり推進者でもある菅野芳秀さんをゲストに、百姓としての生き様を聞く。

  国際有機農業映画祭2014
  チラシ    

 経済成長の真っ只中の70年代初頭、日本の有機農業運動は誕生しました。大きさと便利さを競いあう時代でした。自然と向き合う生業だったはずの農業も、例外ではありませんでした。規模拡大と生産性の向上が侵すことのできない神話となり、大量の合成化学物質が自然界にばらまかれ、いのちを内側から食い散らしていました。

 有機農業運動はそうした時代の神話への抵抗でした。全国各地の田んぼで畑で、さまざまの試みが積み上げられました。虫にやられ、病気にやられ、ときにあざけられ、そんな試行錯誤のなかから“もうひとつの農業”が創られたのです。いま、もうひとつの神話が地球上を駆けめぐっています。“世界が市場だ、そこで勝ち抜け”。そのために有機農業を含む小さい農業、百姓の農業は邪魔ものとして淘汰の対象になっています。

 いまこそ有機農業の原点ともいえる“抗いと創造”を取り戻したい、そんな思いを込めて運営委員一同、2014年国際有機農業映画祭と取り組んでいます。

 12月14日、お逢いしましょう。

国際有機農業映画祭運営委員会
共同代表 大野和興

●国際有機農業映画祭2014 概要
日 時:12月14日(日)10:00〜19:00
会 場:武蔵大学 江古田キャンパス
1号館〔B1〕1002シアター教室
アクセス:
【西武池袋線】「江古田駅」より徒歩7分
【西武池袋線】「桜台駅」より徒歩8分
【都営大江戸線】「新江古田駅」より徒歩9分
【東京メトロ副都心線】「新桜台駅」より徒歩7分
【東京メトロ有楽町線】「新桜台駅」より徒歩7分
参加費:一般:前売 1,500円・当日 2,000円
25歳以下:前売 500円・当日 1,000円
※25歳以下の方は、当日、証明書提示のこと
●上映作品
『川はだれのものか ― 大川郷に鮭を待つ』
 (2014年/日本/99分)
新潟県村上市山北地区の大川流域で300年以上続く「コド漁」と呼ばれる伝統的サケ漁の1年を記録。ルールを守り、川の恵みを、漁の喜びを分かち合う人びと。抑揚を抑えたカメラワークが、そのイキイキとした姿を際立たせ、自然のありがたさと、分かち合う幸せに気づかせてくれる。自然と人、人と人とが共生する営みは、有機農業と軌を一にする。
『有機農業が拓く地平
  ― インド ティンバクトゥの挑戦』
 (2012年/インド/30分)
南インドのアンドラプラデーシュ州アナンタプール地区で有機農業を営む共同グループ「ティンバクトゥ」。「緑の革命」がもたらした化学肥料や農薬が、自然の生産力を奪い、多くの農民を経済的に追い詰めてきた現実や、大企業による種子の独占、加工食品の消費拡大に警鐘を鳴らすとともに、農や食を人びとの手に取り戻していくための実践と思想を追った作品。「ティンバクトゥ」とは「大地が空と出会う場所」という意味。
(日本語版2014年制作)
『土の讃歌』
 (2012年/米国/104分)
いのちは化学農業の氾濫によって脅かされている。塩害と土壌流亡によって耕作地は毎年1000万haのスピードで消失している。かつ人口増加ので、生き方の選択を迫られている。最新土壌学を駆使して土の誕生から変遷、土の多様性などを説き、各地の異なる土の景観を映し、豊かな土壌がいかに環境を改善しいのちを育むかをミクロとマクロの映像で語る。
※山田勝巳追悼上映
『小川町のべりカフェ』
 (2014年/日本/20分)
自給を中心とした循環農業をすすめる埼玉県小川町のNPO生活工房「つばさ・游」が企画運営するレストラン「べりカフェ つばさ・游」は、地元の有機野菜が主役。作り手もメニューも日替わりで、卵かけご飯からピザまで得意料理が提供される。立ち上げた一人・金子友子さんは「有機野菜のよさを食べてわかってもらえるお店を作りたかった」という。地元の一番安全な野菜を食べる。その場をみんなで作り上げる―有機農業あっての醍醐味だ。
『みんな生きなければならない』
 (1984年/日本/80分)
戦後の食糧増産に、指導的役割を担ってきた東京都世田谷区の大平農園。しかし、先代は農薬禍で病死し、主人公の大平博四さん自身も失明寸前に。「昔の農業に戻ろう」という母親の一言で、土づくりに取り組む日々が始まる。その畑の生き物たちの記録は、「あらゆる生き物は共にある」ことを見事に映し出す。社会派ドキュメンタリスト亀井文夫が行き着いた共生の思想の遺言フィルム。