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最終更新日:2015年03月07日
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2015.03.07 No.651
■米国マック 抗生物質フリーに切り替え rBSTミルクも排除へ
イメージ:鶏モモ肉

 米国マクドナルドは3月4日、同社の使用するチキンを全て抗生物質を使わない米国産に転換する発表した。2年以内に全量を切り替えるとしている。この決定は米国のみであり日本では実施されない模様だ。

 米国マクドナルドは同時に、今年後半からGM牛成長ホルモンrBST(ポジラック)を使用しない牛の牛乳に切り替えることも発表した。非rBSTが消費者には重要なことだとした。GMによるrBSTを開発、事業化したモンサントは、2008年にこの事業を売却した。

 米国では抗生物質耐性菌が大きな問題となっている。米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、米国では抗生物質耐性菌・スーパーバグによる患者は200万人、2万3千人が死亡し、医療費は200億ドルに上るという。

 米国では、家畜用の抗生物質使用が増加しており、米国内で販売される抗生物質のおよそ80%を占めているといわれる。米国で最大の食肉業者であるタイソンは2007年、すべての生鮮鶏肉を抗生物質不使用に転換すると発表している。同社のサイトによれば、2014年10月、全米35か所の同社のふ化場で抗生物質の使用をやめているとしている。また、養鶏場での使用は獣医師の判断による場合に限定し、ヒト用の抗生物質を使用しないよう検討しているとしている。

 ・McDonald's USA Press Release, 2015-3-4
 ・Tyson foods, Inc

 日本では、秋川牧園は全てで、十文字チキンカンパニー、全農チキンフーズ、ニチレイフレッシュなどが一部の銘柄で、抗生物質や抗菌剤を使用せずに飼育したブロイラーを出荷している。秋川牧園と全農チキンフーズの「安心咲鶏」は、抗生物質フリーに加え、NON−GM飼料で飼育しているという。


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