最終更新日:2015年03月07日
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[遺伝子組み換え]
■ブラジル農民 GMユーカリノキ栽培反対で直接行動
MSTの直接行動。Youtubeより
製紙原料用の遺伝子組み換えユーカリノキの商業栽培への反対が高まっていたブラジルで3月5日早朝、ブラジルの土地なし農民運動(MST)に組織された約1千人の女性たちは、ブラジルサンパウロ州イタペチニンガにある製紙会社のスザーノ・カンパニーを占拠し、同社の子会社であるフューチャー・ジーン社が開発中のGMユーカリノキの苗を廃棄した。また、この日開催されたブラジル国家バイオ安全技術評議会(CTNBio)は、ビア・カンペシーノの農民300人の抗議で流会し、GMユーカリノキなど3種類のGM植物の栽培承認が延期された。
フューチャー・ジーン社が開発したGMユーカリノキは、従来のユーカリノキが成長に6、7年かかるところ4年と早くしたもので、GMユーカリノキ1本の水の消費量が、1日当たり25から30リットル増大するとみられている。ユーカリノキ自体が水の消費量が多く、さらに増大することで「緑の砂漠」が懸念されている。
土地なし農民運動(MST)のメンバーによれば、ブラジル国家バイオ安全技術評議会(CTNBio)は常に予防原則を無視し、環境や人の健康、公衆衛生について委員の多くが多国籍企業の立場に立つ」と言う。承認されるGM植物は、つねに農薬とパッケージになっていて、農薬使用の増大をもたらすとしている。
Campaign to STOP GE Treesによれば、ブラジルでの直接行動に先立ち、3月3日にはブラジルにGMユーカリノキを承認しないように求める行動が世界各地で取り組まれたという。
・Campaign to STOP GE Trees, 2015-3-5◆抗議・直接行動(ビデオ)
・フューチャー・ジーン社直接行動
・国家バイオ安全技術評議会(CTNBio)への抗議行動
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