最終更新日:2015年9月12日
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[畜産・クローン
]
■EU議会 クローン動物の全面輸入禁止の報告書を採択
EU議会は9月8日、クローン動物でないこと、あるいはクローン動物の子孫でないことが証明できない場合、輸入を禁止するとする議会報告書を賛成529、反対120で採択した。反対のうち33票は英国選出議員による。背景には、クローン技術に対するEU市民の根強い懸念がある。
この報告書は6月のEU議会・環境農業委員会において、賛成82、反対8で採択されていた。委員会では、いまだに高い死亡率、クローンの安全性に対する市民の懸念や反対が強いことなどを理由として、牛や羊だけではなくすべての家畜動物に範囲を広げ、クローンやクローン後代でないことの証明を必要とするとした。対象には、動物の胚や精液、あるいは動物由来の飼料も含まれるとしている。
今後、各国の担当大臣によるEU理事会にかけられることになる。先行きについてFood & Water Europeは、英国の対応をあげ「ぐらついている」とし、行動するように呼び掛けている。
このクローン輸入禁止が成立した場合、クローンを認めている米国産牛肉などが非クローン証明が出来ない場合、新たな「貿易障壁」だとして米国とEUのFTP交渉にも影響が出てくる可能性があるかもしれない。
・European Parliament, 2015-6-17・European Parliament, 2015-9-8
・Food & Water Europe
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