最終更新日:2015年9月23日
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[遺伝子組み換え]
■ロシア 食料生産で全面的にGM禁止
ロシア政府はこのほど、遺伝子組み換え(GM)が懸念される限り、食料生産においてGMを使わないと決定した、とロシアのドブロコビッチ副首相が明らかにした。キーロフ市でバイオテクノロジーに関する国際会議で語ったというもの。一方では、科学と医療などに関しては研究を続けるとしている。
ドブロコビッチ副首相は6月にも、ロシアの農業生産性向上に遺伝子組み換え技術を使わない、とサンクトペテルスブルグ国際経済フォーラムで表明していた。ロシアはこの数年、WTOの加盟条件であったGM作物栽培の開始を先送りするなど、GM食品拒否の姿勢を強めている。
プーチン大統領は2014年3月、遺伝子組み換え食品の過剰消費から消費者保護が必要だ、と表明。メドベージェフ首相は同年4月、7月に迫っていたGM作物の作付解禁期限を2017年まで3年間延長すると発表し、GM食品を輸入しない意向であるとも明らかにしていた。
ロシア議会では昨年2月、食品と飼料について、遺伝子組み換えを使った植物、動物、微生物の使用の禁止とGM食品の輸入制限を求める議案が上程された。この法案は成立しなかったが、議会は昨年11月、GM食品の表示規制を強化する法案を可決している。
ロシアでは、57品目の遺伝子組み換え食品が承認されているものの、国内栽培が認められていないため、その全量が輸入品である。ロシアでのGM食品のシェアは、この10年間で12%から0.01%に落ちたという。ほぼ完全なGMOフリーといえるだろう。
・Russia Today, 2015-9-18 ・Russia Today, 2014-2-4【関連記事】
No.675 「GMO清浄国」を目指すロシア
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