最終更新日:2016年01月18日
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2016.01.18 No.691
■中国産冷凍パパイヤから 未承認GMパパイヤ検出

 厚労省は1月12日、輸入の中国産冷凍パパイヤから未承認の遺伝子組み換えGMパパイヤを検出したと公表した。輸入業者の自主検査で判明し、全量廃棄・積戻しを指示したとしている。

 輸入パパイヤからの未承認GMパパイヤの検出は昨年7月、ベトナム産から今回と同じ未承認GMパパイヤ(PRSV-HN)が見つかっている。中国産パパイヤでは、2014年11月以来の検出となる。2013年7月以来、未承認の遺伝子組み換え成分が検出された15件のうち12件がパパイヤで占められている。

 ・厚労省  ・輸入食品・飼料のGM汚染(2005年〜)
パパイヤ輸入推移(2005年〜2014年)
  [画面クリックで拡大]

 財務省の輸入統計では、今回のようなパパイヤ加工品は、他の果実加工品と合算されて、その詳細はわからない。生鮮パパイヤは、フィリピンと米国から年間2700トン前後が輸入されている。生鮮品からは、未承認GMパパイヤは見つかっていない。

 2011年、米国産のGMパパイヤが食品として承認され、輸入が解禁された。GMパパイヤで輸出量拡大を狙ったものの、米国産パパイヤの輸入量は減り続けている。解禁直後、GMパパイヤを宣伝していたコストコも販売を取りやめているようだ。現在では、GMパパイヤの輸入はほとんどないと思われる。

 米国産GMパパイヤの不振は、日本の消費者のGM食品への懸念によるところが大きいと思われる。GMパパイヤには目立つようにラベルを張ることが販売の条件とされたことも大きな要因だろう。GM表示は、消費者の「知る権利」を具体的に保障する手段であり、TPPによって撤廃や改悪させてはならない。