最終更新日:2016年11月16日
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2016.11.16 No.746
■食品安全委員会 ジノテフランのARfDを設定

 食品安全委員会は11月15日、ネオニコ系農薬のジノテフランについて急性参照用量(ARfD)を1.2mg/kg体重とする健康影響評価書を了承し、翌16日から意見公募を始めた。締め切りは12月15日。アズキ、オリーブ、サトウキビなどへの適用拡大申請に伴う評価。

 一日摂取許容量(ADI)の0.22mg/kg体重/日は、今回の評価でも変更していない。意見公募の後、正式に決定し厚労省へ通知される。この評価書を受けて、厚労省で残留規制値の再設定が行われる。昨年5月、クロチアニジンで大幅に残留基準が緩和されていて、ジノテフランでも同様の緩和があるかもしれない。

 ・食品安全委員会, 2016-11
neonico_product_93-14_s.jpg
ネオニコ系農薬出荷量

 ジノテフランは1993年、三井化学(現:三井化学アグロ)が開発したネオニコチノイド系殺虫剤。日本では2002年に稲、野菜、果実などに農薬登録された。環境省・農薬データベースによれば、2014年度の出荷量は176トンでネオニコ系農薬の約4割を占め、浸透移行性農薬の中ではトップの殺虫剤である。

【一日摂取許容量】
ADI。ある物質を毎日一生涯にわたって摂取し続けても、現在の科学的知見からみて健康への悪影響がないと推定される一日当たりの摂取量。
【急性参照用量】
ARfD。24時間以内に摂取した食品や水に含まれる物質が、現時点での知見からなんらかの健康リスクを示さない量。

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