最終更新日:2016年11月17日
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2016.11.17 No.747
■10周年を迎えた国際有機農業映画祭2016
国際有機農業映画祭2016チラシ
  [画像クリックで拡大]

 有機農業を主なテーマに内外の秀作を上映してきた国際有機農業映画祭は今年で10回目を迎える。今年は「未来を引きよせる」をテーマに、12月18日(日)、武蔵大学(東京都練馬区)で開催する。今回の上映は7作品。そのうち3作品は日本初公開作品。また、10周年を記念して、国際有機農業映画祭が生まれるきっかけとなった『食の未来』も上映される。

 ・国際有機農業映画祭2016
 ・チラシ


木の根を掘り起こす
土をつくる
種をまく

刈り取ったものの一部は種としてとっておく
残りは食べる、 仲間が食べ、 見知らぬ人も食べる
種も、 食べたものも、 すべてが未来につながる
"農"は未来を引きよせる

種をまきつづけて10年
これからも種をまき、 未来をつくりつづけます
●国際有機農業映画祭2016 概要
日 時:12月18日(日)10:00〜19:10
会 場:武蔵大学 江古田キャンパス
1号館〔B1〕1002シアター教室
アクセス:
【西武池袋線】「江古田駅」より徒歩7分
【西武池袋線】「桜台駅」より徒歩8分
【都営大江戸線】「新江古田駅」より徒歩9分
【東京メトロ副都心線】「新桜台駅」より徒歩7分
【東京メトロ有楽町線】「新桜台駅」より徒歩7分
参加費:一般:前売 1,500円・当日 2,000円
25歳以下:前売 500円・当日 1,000円
※25歳以下の方は、当日、証明書提示のこと
●上映作品
[初公開]
『狂った蜂』 予告編
 (2014年/台湾/51分)
 世界各地で発生したミツバチの大量失踪や大量のミツバチが巣箱で死んだりするCCD(蜂群崩壊症候群)の主要な原因の一つとされるネオニコチノイド系農薬の影響を追った台湾電視台の作品。ミツバチは穀物の受粉の1/3を担うといわれているように、CCDは養蜂家だけでなく、世界の農業にも甚大な被害をもたらすといわれている。ネオニコチノイド系農薬は、ミツバチばかりか人の神経系への影響も指摘され、ADHD(注意欠陥多動性障害)の原因が疑われている。地球規模で起こっている異変は、他の生物や人体にどのような影響をもたらすのか。作品は、台湾と米国での現状と研究の成果を報告する。
[初公開]
『毒のサイクル』 予告編
 (2015年/米国/71分)
 米国政府は2010年、有機塩素系農薬エンドスルファン(別名ベンゾエピン)について、危険であるとして米国内での使用を禁止した。しかし、その一方で、海外への輸出を禁止することなく認めていた。安全が確立されないとしながら、なぜ禁止農薬の海外輸出を黙認し続けるのか。禁止農薬はどこへいくのか、そしてその農薬がもたらす被害は農民の健康被害だけなのか。インドやアルゼンチンでの健康被害の実態を明らかにし、その農薬を使った農作物が米国に輸入されるという「毒のサイクル」へ警鐘を鳴らし、農薬がもたらす問題点と危険な農薬がなくならない背景を探す作品。
[初公開]
『ブルックリンの屋上農園』 予告編
 (2013年/米国/27分)
 米国ニューヨーク市ブルックリン地区の倉庫街が舞台。倉庫の屋上を使い、大規模に野菜を栽培する都市農業の新たな展開を描いた作品。化石燃料を大量に消費しながら、遠くから食料を運ぶことに問題を感じた都会の若者たちが、都会の食料を都会で作ろうと立ち上がる。今まで利用されてこなかった倉庫の屋上に土を運び入れ、種をまく。収穫した作物をCSAで販売し、正規に雇用し、きちんと賃金を払う営利事業として拡大していく様子を描いている。昨年上映した『都市を耕す』に続く、都市農業の新しい潮流を追った作品。
『福島 生き物の記録 シリーズ4 生命』
 (2016年/日本/91分)
 福島第一原発事故から1年後の2012年4月、野生動物の生態と環境の記録を撮り続けてきた岩崎雅典さんが、カメラを持って福島に入る。福島の生きものたちの生態は? 被曝の状況は? カメラに映し出されたツバメの白い斑点や被曝牛たち。大学の研究者や野鳥の会など市民団体と連携し、報告書を出すように毎年作品を発表してきた。シリーズ4は、2015年から2016年にかけての記録。原発から200キロ離れた奥日光のニホンシカから高線量の放射能が観測されたことや、有害鳥獣として駆除される動物の被曝調査などマスコミでは報道されない貴重な証言が原発事故の実態を知らせている。
『アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和 技術編』
 (2016年/日本/33分)
 かつては国民の7割が農業に従事してきた緑豊かな国、アフガニスタン。しかし、度重なる大干ばつのため大地が砂漠化し、国土は草1本生えない荒地と変貌した。人々は飢えに苦しみ、難民になるか傭兵になるか、もしくは餓死するかまで追い詰められる。そんな悲惨な状況下、現地で医療支援をするNGOペシャワール会の中村哲医師たちは、人々の生命を救うには大地に緑をよみがえらせることだと、大規模な用水路の整備に取り掛かる。それは、日本の河川の治水技術を応用し、村人自らが維持管理できる技術の導入でもあった。東京ドーム3500個分の荒地を農地へという壮大な計画は、見事な成果を遂げる。「空爆ではなく農村の整備を」「武器よりも農の伝統的な技術を」とした中村医師の取組みが、目に見える形で映し出される。平和への道は、武器よりも食の保障ということを見事に実証した。
『大地の学校』
 (2015年/日本/45分)
 「国際有機農業映画祭」に参加して有機農業に関心をもった志賀元清さんは、日本有機農業研究会の生産者が行っていた東京都足立区都市農業公園の畑に足を運ぶ。『大地の学校』は、志賀さんが、そこで出会った9名の有機農業の生産者それぞれの農場を訪ね、就農のきっかけ、暮らし、農法などをつぶさに見て生まれた作品。40年以上のベテランから新規就農者、家族農業や一人農業…… 多彩な生産者がいて、多様な農業の形がある。「多くの人に有機農業の世界を知ってほしい」という、志賀さんの熱い想いがこめられた、いわば、有機農業の入門編。
『食の未来』
 (2004年/米国/90分)
 国際有機農業映画祭誕生のきっかけとなった作品で、遺伝子組み換えの問題を農業、食、政治、経済などの多方面から追い、それに取って代わる道を示した画期的な作品。
 食料システムが、かつてない変化に曝されており、ほとんどの人はその影響がどれほどのものか気付いていない。農場から食卓まで世界の食に企業支配が着実に進んでいる。最大の争点は、現在最も複雑な科学である遺伝子操作で環境や生物全体に計り知れない影響を及ぼす可能性がある。そして規制のあり方、農業、消費者、健康、道徳の問題を問い直す必要がある。これとは違う道、小規模家族農業や有機農業への関心が強くなって きている。

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