最終更新日:2016年2月27日
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2016年2月
2016.02.27 No.693
[農薬]
■受粉媒介動物の経済価値は最大5770億ドル
有機農業への劇的な転換や農薬削減が危機回避に有効
有機農業への劇的な転換や農薬削減が危機回避に有効

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)は2月26日、ミツバチなどの花粉媒介動物による世界的な経済的価値は2350億ドルから5770億ドルとする報告書を発表した。報告書でIPBESは、受粉媒介動物は2万種に及び、その一部が環境破壊、農薬の使用、外来生物や病気、気候変動により絶滅の危機に直面していて、食料供給に影響が出てくる可能性を指摘したという。報告書は対応策として、伝統的な知識の活用、農薬使用の削減、生物多様性の確保と維持などをあげている。この報告書に対してロイターは、有機農業への移行が危機的状況を限定的にしうると指摘している。
[農薬]
■日本:ハチなどの受粉の経済価値は4731億円
7割が野生種に依存
7割が野生種に依存

農業環境技術研究所は2月4日、2013年時点での農業における花粉媒介昆虫の年間貢献額を4731億円と算定する研究結果を公表した。農業産出額5兆7千億円の8.3%に相当としている。その7割が野生種によるものと分析している。日本生態学会誌に掲載した。欧米などでの飼養ミツバチの減少に脚光が当てられているが、受粉を媒介する野生種の維持が必要なことを示し た分析結果といえる。これまで、日本養蜂協会による使用ミツバチの貢献額分析はあったが、野生種を含めた受粉媒介動物による経済的価値分析は日本で初めて。
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