最終更新日:2017年2月25日
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2017.02.25 No.769
■英国:急成長する有機市場 3千億円規模に
Veg_Box_2725334140.jpg / Flickr
野菜ボックス(英国)/ Jessica Spengler / Flickr

 英国の有機農業団体のソイル協会は2月21日、英国の有機市場レポート(2017年版)を発表した。2016年の有機市場の売上高は約21億ポンド(約3000億円)で、7.1%の成長だったという。英国の食品・飲料市場の1.5%を占めているという。世界の有機市場規模が約810億ドルと推定され、英国のシェアは約4%だと見積もっている。ソイル協会の認定生産者の約半数が輸出しているとしている。

 ソイル協会は、英国の有機市場について次のような数字を上げ需要の高まりを示している。

  • スーパーマーケットにおける売上は全体の69%を占め、6.1%増加
  • 独立小売業者の売上は6.3%の増加
  • 宅配便による売上は10.5%の増加
  • フードサービス市場への売上は19.1%増加
  • 学校、病院などで19.1%の増

 ソイル協会の発表した約3千億円という規模は、人口比からすれば、おおよそ日本の約4倍の規模と思われる。

 欧米では、有機農産物・食品は確実な成長セクター。米国有機トレード協会の発表でも、またEU委員会の発表でも、有機食品の市場規模は10%前後で急成長している。日本の市場規模はまだまだ小さく、またはっきりしていない。農水省の公表している有機JASの認定生産者、面積ともに、まだまだ急成長という状況ではない。スーパーなどの一般的な小売店舗では、有機農産物や有機食品を見かけるようになってきてはいるが、メインで販売される状況にはない。

 ・Soil Associasion, 2017-2-21
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