最終更新日:2017年3月05日
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■カナダ 牛ひき肉の放射線照射を認可
放射線照射マーク
/ Wikipedia
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カナダ保健省は2月22日、牛のひき肉に対する放射線照射を認可した。カナダはこれまでに、ジャガイモ、タマネギ、小麦粉(全粒粉を含む)、乾燥スパイス類への放射線照射を認可していた。日本ではジャガイモの発芽防止用の照射だけが認可され、年間数千トンが出荷されているという。
・Helth Canada, 2017-2-22● カナダの放射線照射食品基準
----------------------------------------------
追加
生のひき肉 1.0 〜 4.5KGy
冷凍ひき肉 1.5 〜 7.0KGy
----------------------------------------------
従来
ジャガイモ 〜 0.15KGy
タマネギ 〜 0.15KGy
小麦粉・全粒粉 〜 0.75KGy
スパイス・乾燥調味料 〜 10.0KGy
----------------------------------------------
・Canada Gazette, 2017-2-22
日本はジャガイモの発芽抑制だけが認可
放射線照射は、世界60カ国で認可されているという。日本では2000年、日本スパイス協会からスパイス類への放射線照射の要望が出され、06年10月に原子力委員会食品照射専門部会が報告書をとりまとめた。その後厚労省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品規格部会で検討が始まった。議事録では健康影響評価を行うには知見が少なすぎると指摘している。
2012年、牛のレバーの生食による食中毒を受けて厚労省は、牛レバーの殺菌方法として放射線照射による殺菌効果を確認する研究班を設置する方針を固めた。食肉業界等の要望に応えたものとしている。2013年8月、「殺菌効果と有害物質の生成について、より詳細な安全性の検討が必要」とするまとめを公表した。これ以降、放射線照射の範囲拡大についての進展は表立っていない。
・厚労省, 2013-8米国は2014年4月、大腸菌などの殺菌を目的とするエビなどの甲殻類への放射線照射を承認した。水産業界の申請によるもので、最大6キログレイまでの照射を認めた。レストランなどでの表示は不要としている。
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