最終更新日:2017年3月17日
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■欧州NGO 欧州化学機関リスク評価委員の利益相反に公開状
欧州の環境保護などのNGO、20団体は3月6日、除草剤ラウンドアップの主成分であるグリホサートのリスク評価に関し、欧州化学機関リス ク評価委員会の委員長や数名の委員の利益相反を指摘し、評価の独立と透明性を求める公開状を出した。欧州化学機関は3月15日、グリホサートについて「発がん性はない」とする最終的な評価を下した。
国際農薬行動ネットワーク・欧州(PAN Europa)やグリーンピース欧州などのNGOは公開状で欧州化学機関リスク評価委員会メンバーの利益相反を指摘した。リスク評価委員会のボウマー委員長は、委員長に就任する前日まで20年以上、化学会社に対するコンサルティング企業のマネージャーであり、化学会社と関係があったと指摘している。リスク評価委員2名についても化学会社との関係があったと指摘している。
・Greenpeace EUほか, 2017-3-6 ・GM Watch, 2017-3-6国際がん研究機関(IARC)は2015年3月、グリホサートの発がん性に関し「おそらく発がん性がある」と分類する検討結果を発表した。この発表に、農薬業界はもとより、欧州食品安全機関(EFSA)やドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、「グリホサートは安全」の立場に立ち反論していた。
EU委員会は2016年6月、グリホサートの農薬登録延長に関し、加盟国の特定多数による賛成を得られず、職権で欧州化学機関(ECHA)の評価結果が出る17年末までの登録延長を決定していた。
欧州化学機関は自ら、機関の意思決定に当たって独立性と透明性はきわめて重要であると宣言している。
・ECHA ・IARC, 2015-3-20カテゴリー
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