最終更新日:2017年5月10日
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■米国連邦地裁 ネオニコ系農薬承認の違法性を認める
米国連邦地裁は5月8日、米国環境保護庁がネオニコチノイド系農薬の登録手続きが絶滅危惧種保護法に違反していたとする決定を下した。この裁判は、2013年3月、米国の4人の養蜂家と食品安全センター(CFS)、農薬行動ネットワーク・北米(PAN)、シエラクラブなど提訴していたもの。
決定は、21種類のクロチアニジンと38種類のチアメトキサムの承認について原告の訴えを認めた。その上で、まず原告と被告の環境保護庁による和解協議を命じている。裁判には、被告側補助参加人としてバイエル・クロップサイエンスが加わっている。
食品安全センターのキンブレル代表は「50年以上前、レイチェル・カーソンは有毒な農薬を避けるよう警告したが、今回の決定は新たな沈黙の春を防ぐことができるかもしれない」と歓迎する声明を出した。また、この判決は、59種類のクロチアニジンとチアメトキサムの禁止につながる可能性があると評価している。
・Center for Food Safety, 2017-5-9 ・訴状
・判決
・Center for Food Safety, 2013-3-21
米国では2013年、米国蜂蜜生産者協会など養蜂関係4団体と個人が、環境保護庁とダウ・アグロサイエンスを相手取って、ネオニコ系農薬のスルホキサフロルの登録取消しを求めて提訴している。2015年、ミツバチに非常に有毒であるとする研究があるにもかかわらず、環境保護庁が適切な影響評価を行っていなかったことが連邦法に違反するとして、巡回控訴裁判所は登録無効の判決を下した。この判決を受けて環境保護庁は同年11月、スルホキサフロルの登録を取り消した。
【関連記事】 No.685 米国:ネオニコ系農薬スルホキサフロルの認可無効判決
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