最終更新日:2017年5月29日
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■果肉がピンクですが このパイン 食べますか?
パイナップルの果肉は黄色だが・・ / pixabay
パインといえば鮮やかな黄色と相場は決まっていたが、果肉がピンクのパイナップル「ロゼ」が話題になっている。公式発表はないものの、近く、米国で販売が始まるのではと取りざたされ、インスタグラムには、このピンクのパイナップルの写真がいくつか掲載されている。ピンクのパイナップルは偽ニュースではなさそうだ。
パイナップルの果肉の黄色は、リコピンから酵素によって生成されるカロテノイドにより発色する。しかし、遺伝子組み換え技術で開発されたこのパイナップルは、酵素をより低く抑えることで、果肉がピンク色になっているという。開発したデルモンテが申請した米国特許広報によれば、パイナップルと温州ミカンの遺伝子を組み込み、RNA干渉技術によりカロテノイドの量を抑えて果肉のピンク色を実現しているという。また、遺伝子の導入にはアグロバクテリウムを使ったとも記している。
このパイナップルは2005年に開発に着手し、2012年に特許が申請されている。特許をみる限り、果肉の色をピンクにしたというだけで、他の何らかの特徴的な機能性が強化されたというようなものではない。栽培はコスタリカで行われており、果実大手のドールが絡んでいるとも報じられている。
米国食品医薬品局は2016年12月、このデルモンテの遺伝子組み換えパイナップルを承認している。米国内ではいつでも販売が可能な状況にあるものの、デルモンテからは公式の発表はないという。
・Fresh Plaza, 2017-5-23 ・US Patent and Trademark Office ・FDA, 2016-12-14 ・Instagram見かけ重視の遺伝子組み換え果実というジャンルでは、オカナガン社(カナダ)が開発した、切り口が褐色に変色しない遺伝子組み換えリンゴと同類である。非褐変遺伝子組み換えリンゴは、米国で販売が始まっている。パイナップルもリンゴも、日本での申請はまだない。
【関連記事】 No.757 米国 遺伝子組み換えリンゴが店頭に 2月から試験販売
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