最終更新日:2017年8月10日
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2017.08.10 No.842
■厚労省 英国産牛肉輸入に踏み出す
grazing_cattle.jpg / Flickr
放牧牛 / Rick Harrison / Flickr

 厚労省は8月3日、現在輸入禁止の英国産牛肉などについて、30か月齢以下のリスク評価を食品安全委員会に諮問した。食品安全委員会は9日、プリオン専門調査会で英国のリスクを審議することを決めた。おそらく、「安全」との評価がなされて輸入解禁となりそうだ。

 厚労省によれば、今回の諮問は英国から飼料規制などの飼料が提出されたことによるという。厚労省は、牛のほか、英国産のめん羊及び山羊の肉及び内臓についてもリスク評価を諮問した。

 ・厚労省, 2017-8-3  ・食品安全委員会, 2017-8-9  ・農水省, 2017-7-19

 英国のBSE牛はこれまでに約18万5千頭の発生が確認されているが、2015年を最後にBSEの発生はないという。国際獣疫事務局(OIE)によれば、英国のうちスコットランドと北アイルランドは「無視できるリスク」地域であり、イングランドとウェールズは「管理されたリスク」地域とされている。

 ・OIE, 2017-5  ・OIE, 2017-5

 日本では現在、過去にBSEの発生した欧米など13か国からの牛肉輸入が認められている。2016年、約53万トンの牛肉が輸入された。その9割以上はオーストラリア産と米国産で占められている(農畜産業振興機構まとめ)。

 ◆ 輸入許可国のBSEリスクステータス
●無視できるリスク国
米国、オランダ、ポーランド、ブラジル、スイス、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、イタリア、リヒテンシュタイン

●管理されたリスク国
カナダ、フランス、アイルランド

 BSEは1986年、英国で初めて確認された。原因は、汚染された肉骨粉が飼料として使われたことだとされている。世界的には約19万頭がBSEとして確認され、その多くが英国である。BSEは完全に「収束」したわけではなく、散発的ではあるが発生が続いている。英国は、国際的にはBSEが「無視できるリスク」と「管理されたリスク」の地域に分類されているとはいえ、「収束」が宣言されているわけではない。その英国からの牛肉輸入の解禁は、あたかもBSEが「収束」したと思わせることになる。

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