最終更新日:2017年10月10日
2017年
2017年10月
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2017年10月の記事
2017.10.27 No.863
2017.10.25 No.862
2017.10.24 No.861
2017.10.19 No.860
2017.10.17 No.859
2017.10.16 No.858
2017.10.10 No.857
2017.10.06 No.856
2017.10.05 No.855
2017.10.04 No.854
2017.10.03 No.853
2017.10.01 No.852
2017年9月の記事
2017.09.28 No.851
2017.09.27 No.850
2017.09.26 No.849
2017.09.25 No.848
2017.09.23 No.847
2017.09.22 No.846
2017年10月
2017.10.10 No.857
■米国 ベン&ジェリーズ アイス原料を2020年までにグリホサート・フリーに
ベン&ジェリーズのアイスクリーム / spablab / Flickr
日本にも出店している米国のアイスクリームメーカーのベン&ジェリーズは、2020年までに原料をグリホサート・フリーにすると発表した。小麦とオート麦の収穫時のグリホサート散布が一番大きな原因としている。
同社のこの発表は、今年7月に有機消費者協会(Organic Consumers Association)が、同社の11製品をテストしたところ、10製品から最大1.74ppbのグリホサートの痕跡が見つかったとの発表受けたもの。これは、国際的な残留基準値のレベルからは十分に低いという。
同社はまた、2018年に有機アイスクリームを発売し、同社製品の6%を目標に販売するとも発表した。
ベン&ジェリーズは、1978年に米国バーモント州で創業。2012年には日本へも進出している。2000年からは多国籍企業のユニリーバの関連会社となっている。
・Ben & Jerry's ・New York Times, 2017-7-25 ・Guardian2015年3月に国際がん研究機関がグリホサートを「おそらく発がん性がある」との評価を発表して以来、グリホサートの安全性への懸念が世界的に強くなってきている。EU市民はグリホサートの全面禁止を求める、法的な市民発議で状況を動かそうとしている。フランスは先ごろ、2022年までに全面使用禁止の方針を公表している。
米国では今年6月、カリフォルニア州がグリホサートを、同州の発がん性物質リストに登載し、製品への表示義務付けに踏み切っている。米国消費者のグリホサートに対する健康懸念は、民間認証機関によるグリホサート・フリー認証が始まるまでになっている。
【関連記事】 No.784 米国:グリホサート・フリー認証 背景に農薬懸念
No.785 グリホサート:残留基準値が大幅緩和へ
カテゴリー
よく読まれている記事
- ネオニコ系国内出荷量 21年度3.8%増 第二世代は63%増
- 有機農業は排外主義に与しない 参政党に反対する農民と市民が声明
- 冊子『スルホキサフロル 新しいネオニコチノイド系農薬』刊行のお知らせ
- ネオニコ系イミダクロプリド 自閉スペクトラム症様の視知覚障害を引き起こす
- 厚労省:グリホサートの残留基準値を大幅緩和を告示
- メキシコ GMトウモロコシ栽培を禁止 24年までに輸入も段階的に禁止
- 東アジアは農薬のホットスポット 日本はトップ5
- 農薬再評価 ネオニコとグリホサートなど優先14品目を告示
- 米国産ジャガイモ 輸入規制緩和 ポストハーベストも認める
- 輸入小麦の残留グリホサート 豪州産の検出率急増