最終更新日:2017年12月26日
2017年
 07年 08年 09年 10年 11年
 12年 13年 14年 15年 16年
 17年 18年 19年

2017年12月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31
最近の記事
2022.12.29 No.1152
2022.12.25 No.1151
2022.11.30 No.1150
2017年12月の記事
2017.12.28 No.877
2017.12.27 No.876
2017.12.26 No.875
2017.12.21 No.874
2017.12.19 No.873
2017.12.17 No.872
2017.12.09 No.870
2017.12.01 No.869
2017年11月の記事
2017.11.30 No.868
2017.11.30 No.867
2017.11.28 No.866
2017.11.19 No.865
2017.11.08 No.864
2017年12月

2017.12.26 No.875
■厚労省:グリホサートの残留基準値を大幅緩和を告示
160403_Roundup-2s.jpg
市販のラウンドアップ

 厚労省は12月5日、除草剤グリホサートの残留基準値を大幅に緩和する改正を告示した。小麦ではこれまでの5ppmが30ppmに緩和されるなど、大きく緩和された。

 厚労省は6月に意見公募(パブリックコメント)を行なったが、25日の改正告示に合わせてその概要を公表した。寄せられた504件の意見には、緩和に賛成する意見は見られず、グリホサートの禁止を求める声もあったとしている。

● 主な緩和品目と残留基準値
[ppm] 
食 品 現 行 変更案 国際基準 備 考
小麦 5 30 30
大麦 20 30 30
ライ麦 0.2 30 30
とうもろこし 1 5 5 IT
そば 0.2 30 30
その他の穀類 20 30 30
小豆類 2 10 10(豪) IT
その他の豆類 2 5 5
テンサイ 0.2 15 15
しゅんぎく 0.1 0.2
ぶどう 0.2 0.5 0.5(EU) IT
ひまわり種子 0.1 40 40(米) IT
ごま種子 0.2 40 40(米) IT
べにばな種子 0.1 40 40(米) IT
綿実 10 40 40(米) IT
なたね 10 30 30(米) IT
注1)「申」国内での新たな適用申請
   「IT」輸入にかかる新たな申請
注2)国名のない国際基準は出所は不明
 ・厚労省, 2017-12-25  ・厚労省, 2017-12-25

 EUは先ごろ、グリホサートの農薬登録について5年の延長を決めたが、欧州議会は2022年までに段階的に完全禁止を求める決議を可決している。加盟国の中でもフランスは、段階的に完全禁止の方針を明らかにしているなど、禁止の方向に向かっている。また、日本と異なり、EUではグリホサートの家庭での使用は禁止となっている。

【関連記事】
カテゴリー
よく読まれている記事