最終更新日:2018年03月11日
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2018年3月

■沖縄・高江の米軍ヘリ事故現場からSr90検出

 昨年10月、沖縄県東村高江の牧草地に米海兵隊の大型ヘリコプターCH53が墜落炎上した。沖縄防衛局は3月9日、この墜落現場の牧草地の環境調査の結果、放射性ストロンチウム90と発がん性物質ベンゼンが検出されたを発表した。CH53の回転翼は中空で、亀裂検知用の飛行時回転翼監視装置にはストロンチウム90が使われている。

 沖縄防衛局のデータによれば、ストロンチウム90は土壌から1キロ当たり最大17ベクレル、水から1リットル当たり2.7ミリベクレルを検出したとしている。防衛局は、検出されたストロンチウム90とベンゼンは事故機由来だと断定し、ベンゼンの検出地点の土壌の入替工事を行うとしている。

 事故直後、米軍はショベルカーで事故現場から大型トラック5台分の土を運び出している。琉球新報は、「事故機周辺の土壌については米軍が事故直後に現場から大量に土を搬出しているため、調査の精度に疑問が残る」と指摘している。

 ・沖縄防衛局, 2018-3-9  ・琉球新報, 2018-3-10
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