最終更新日:2018年03月17日
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2018.03.17 No.902
■大潟村議会 着色粒規定の廃止を求める意見書
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朝靄が晴れつつある大潟村の田園風景 / 掬茶 / Wikimedia

 大潟村議会は3月16日、農産物検査法と植物防疫法、JAS法の抜本的見直しを求める意見書を国に提出するよう求める請願を採択し、3項目の意見書を提出することになった。この請願では、国への意見書に農産物検査法の「着色粒規定の廃止」などを盛り込むように求めている。着色粒規定は、斑点米カメムシ類防除を目的とするネオニコ系農薬の過剰使用の元凶といわれている。

 今回の請願は、農産物検査法の着色粒規定の廃止により、過剰な斑点米カメムシ防除の農薬散布を低減し、食の安全・安心を求める消費者のニーズに合わせようという、米産地からの提言である。

 村議会はこの請願の採択に伴い、@農産物検査法の「着色粒」規定の廃止、A現行の農産物検査法を抜本的に見直し、食の安全・安心を目的とすること、B関連するJAS法の見直しの3点からなる意見書を決めたという。

 着色粒規定は、1千粒に1粒で一等米、3粒までで二等米と格付けされ、一等米と二等米で500円前後の価格差がつくことから、農家は過剰に農薬を散布しているとみられている。しかし、秋田県農業試験場などの調査によれば、着色粒規定の廃止で防除しないとしても、玄米への着色粒の混入はそれほど多くなることはないという。また、精米段階で色彩選別機を使うことで斑点米は除去され、消費者の目にはいることはない。

 大潟村議会は2002年にも、「不必要な農薬使用を助長する農産物検査制度の見直しを求める意見書」を全会一致で可決、国に意見書を提出している。

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