最終更新日:2018年6月22日
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■欧州:またか フィプロニル残留鶏卵でリコール

ケージ飼育の養鶏場 / Farm Watch / Flickr
昨年夏、欧州でエッグ・スキャンダルとして大きな問題となった鶏卵のフィプロニル汚染が再燃した。オランダからドイツに輸出された7万個余りの鶏卵から、EUの残留基準値0.005ppmを超える0.007ppmから0.019ppmのフィプロニルが検出され、ドイツ・ニーダーザクセン州政府が回収しているという。生産したのはオランダの有機の養鶏場と報じられている。
EUでは昨年9月、フィプロニルの農薬としての登録が失効し使用できなくなっている。そうした中で、有機の養鶏場の鶏卵から基準を超えるフィプロニルが検出されるということは、ずさんな管理や認証が行われているのかもしれない。
・Deutsche Welle, 2018-6-12 ・Dutch News, 2018-6-12 ・Food Nvigator, 2018-6-12昨年夏のエッグ・スキャンダルでは、フィプロニルが残留した鶏卵がオランダから45か国に輸出されて大きな問題となった。韓国や台湾でも国内の養鶏場でフィプロニルが使用されていたことが分かり、出荷停止や鶏卵の緊急輸入が行われていた。しかし、日本では輸入鶏卵の検査強化程度で、国内産の鶏卵や養鶏場の検査を行っていない。
その一方で、農民連食品分析センターが自主検査を行っている。その結果、サンプル数は少ないとはいえ、市販の鶏卵からフィプロニルは検出されなかったという。同センターでは今年、アクト・ビヨンド・トラストの助成を受けて、ほとんど検査されていない国産鶏卵のフィプロニルやネオニコ系農薬の残留検査を行うという。
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