最終更新日:2018年7月9日
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■厚労省 バイエルの除草剤耐性GMワタを承認

米国テキサス州の綿畑。米国の綿の9割はGM。 / Kimberly Vardeman / Flickr
厚労省は7月9日、バイエルの除草剤グリホサートとテフリルトリオンに耐性のある遺伝子組み換えワタ・GHB811を食品として承認し官報に掲載した。承認された遺伝子組み換え食品は319品種、ワタは46品種になる。
この除草剤耐性遺伝子組み換えワタについて食品安全委員会は6月5日に「ヒトの健康を損なうおそれはないと判断した」とする健康影響評価を決定した。同日、飼料についても「改めて安全性評価を行う必要はなく、当該飼料を摂取した家畜に由来する畜産物について安全上の問題はない」とする健康影響評価を決定している。近くGM飼料としても承認される模様だ。
・食品安全委員会, 2018-6-5国際アグリバイオ事業団(ISAAA)のデータベースのよれば、この遺伝子組み換えワタ・GHB811は今年、オーストラリアとニュージーランドが食品として承認している。他に承認した国はなく日本が3番目の承認国となる。
バイエルは、この遺伝子組み換えワタに使う除草剤テフリルトリオンを販売している。テフリルトリオンは光合成を阻害し植物を枯らすことができるという。日本では2010年に農薬登録されている。バイエルまた、モンサントを買収したことでグリホサートも自社製品としている。
貿易統計によれば、2017年に採油原料として輸入された綿実は約10万トン。米国がおおよそ半分の5万2千トン、オーストラリアが2万8千トン、ブラジルが1万6千トン、その他4千トンとなっている。その多くが遺伝子組み換え由来と思われるが、そのような原料を使ったとしても、食用の綿実油には表示は不要となっている。消費者庁の遺伝子組み換え表示検討会でも、検出の不安定性を理由として表示不要のままとされた。
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